初めまして
melloと申します
今回のテーマは『THE GUILTY/ギルティ』です
本記事は映画『THE GUILTY/ギルティ』のネタバレが多分に含まれています
未視聴であり、当該映画を視聴する気がある方は本記事を読まない事をお勧めします
ネタバレが気にならない・視聴済み・当該映画を視聴する気がない方のみ、引き続きご覧ください
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
文字情報を脳内で映像化出来ない人にとっては面白く無く感じるのかも知れません
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回はアマゾンプライムで配信されていた映画『THE GUILTY/ギルティ』についてです
本映画は2018年にデンマーク版(初代)が放映され、2021年にアメリカ版(リメイク)が放映されました

私が視聴したのはデンマーク版で、アメリカ版はネットフリックス独占配信らしく、ネットフリックスに入会していない私は見られないので、デンマーク版(初代)の方のお話になります
作品を通して感じたのは、その低予算製作ぶりです
作中に登場する部屋が二つだけで完結しています
また、登場する人物が主人公ら同僚(5~6人)を除くと、全員声だけで出演している事です
にも拘わらず、緊迫感や焦燥感が駆られる、中々に面白い作品でした
が、検索してみると、グーグルのサジェストには『ギルティ 映画 つまらない』と出てきました
一番上に出てきた結果を見てみると、これが出てきました

まぁ、映画作品に対する評価は人それぞれですし、この人がこういう感想を持ったのであれば、それはそれで別に良いのですが
なんというか『物語』を見る能力というか、行間を読む能力というか、とにかく、そういった物が著しく低いのかなと感じました
『女性のわめく声・パニックになっている声がうるさい。』
いや、パニックってそういうモンだろと…
自分自身や自分の子供の命の危機に瀕している時に「声のボリュームが大きすぎるかな」なんて気にしていられないだろう
『被害者かと思えば実は精神病棟に入れられたくないからわめいているだけ。』
本当に映画をちゃんと見たのか疑問に思う意見
「精神病院に入れられたくない」なんて場面はありません
イーベンは恐らく、正気と狂気を行ったり来たりする精神病です
子供が苦しがっている→お腹の中にいる蛇を取り除いてあげなければ
という、一見狂気であっても、本人からすれば善意(愛情)で行っており、その後に正気に帰り「私が(オリバーを)殺したのね」と自責の念から自殺を図ろうとしております
このストーリーでイーベンが『精神病棟に入れられたくないからわめいているだけ』という感想を持つ為には、イーベンの言葉は最初から最後まで一言一句全て嘘っぱち、つまり、精神病患者は嘘しか吐かない、という差別意識を持っていなくては出ない感想です
『そしてオペレーターの男性は罪を認め有罪。』
有罪であるかは翌日の裁判次第だし、もっと言えば、イーベンの自殺を思い留まらせる為の仕事の為の方便だった
と主張すれば、何の問題もありません
デンマークの様な人権意識の高い国であれば、そういった事に特化した弁護士もゴマンと居るでしょうから、あの発言一つで罪が確定する物ではありません
『どーでもいい映画』
この感想に関しては、何と言うか『日本語が通じない感』があります
この投稿者にとって、この映画は面白くなかったのでしょう
前述した通り、この投稿者は差別意識が高いタイプの様ですから、だから出来るだけ評判を貶めたいという感情が湧き、この様な子供じみた感想なのでしょう
さて、私自身の感想ですが、私個人としては中々に面白かったです
ですが、上記でご紹介した通り、面白くないという感想を持つ人もそれなりに居る様です(グーグルのサジェストに出るくらいには)
その理由として、想像力を求められる映画だからと考えます
小説を読む時、内容を脳内で映像化するという作業というのがあります
背景描写が無かったり、細かく記載されていなかったりした時には、自分自身で物語の雰囲気を察して付け加えたりもするはずです
ですが、そういった『文字情報を脳内で映像化』出来ない人にとっては面白く無く感じるのかも知れません
本映画は、映像作品ですから、小説に比べて、主人公の表情の機微や電話相手の声色の演技など、情報を補完する物もあり、小説の様に文字だけではないだけ小説よりかはとっつきやすいとは考えますが、ストーリーが好みでないのなら難しいのかも知れません
というお話でした
追記
少し前にACジャパンが流したCMに「聞こえてきた声」というのがありました
このCMを探す過程で面白いブログ記事を見つけましたので載せておきます
私などより、よっぽどキチンとした文章化がなされていて感心しました














