日本の環境と建築技術的には密閉は難しい

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『密閉率』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

シックハウス症候群にならない程度に換気は必要だし、家に籠りきるのではなく定期的に外出するべきである

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は日本の不動産は密閉が難しいというお話です

先日、もうそろそろ夏に向けて気温が上がってきたのでゴキブリが出ますというお話をしました

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ですが、以前の不動産投資の記事の時にも書きましたが、基本的には日本は『夏は高温多湿・冬は低温豪雪』という、なかなかに自然環境が厳しく、また、日本は世界でも稀に見る地震大国であり、4っつのプレートが重なっている地域の為、ただただ頑強な建物を建てれば良いという単純な話ではなく、結果、日本の住宅は高温時に膨張しないよう、そして低温時に縮小しないように金属製ではなく木造を好んで使用しますので、耐用年数が低く、資産性が低いというお話をしました

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これは何も日本の建築技術が低い事を表しているのではなく、地域による特色毎に特化・進化した技術であると言えます

言ってみれば、日本の建築技術は『使い捨て型』に特化しているのです

上記記事にて画像を引用していますが、総務省の調べでは、日本の住宅の平均的な耐用年数は40年程となっております

40年と言えば、精々2世代程度しか住めません

つまり、自分の孫世代までは不動産を受け継ぐ事が難しいのです(少なくとも資産価値という面では)

 

話を戻します

日本の環境に合わせて建築されている住宅に於いて、根本的に完全な建築方法的に密閉は難しいので、どうしてもゴキブリは侵入してきますし、エアコンの効きは悪くなります

日本の昔の家屋などはどうしても隙間が出来ますし、何だったら元から隙間を作っている事もあります(前述した夏と冬の気温差における膨張率と縮小率を計算して空間を開けておく)

それと同様に、日本は気圧の関係上、よく風が吹く国でもあります

これを利用して、昔の家屋では窓などを開けると家全体を風が駆け抜ける作りになっていたりします

これが意外と快適で、夏場でも扇風機程度があれば案外過ごしやすい物です

私は個人的には自宅・自室に窓は要らないと考えますが

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視点を変えると(エアコンを使わないという視点に立つと)日本の家屋の作りというのは案外理にかなっていると言えそうです

また、上記で散々『完全な密閉』と言っていますが、完全に密閉された空間に長時間居るのは『シックハウス症候群』という病気になる可能性があります

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簡単に言うと、汚れた空気が外へ排出されずに部屋の中に有り続ける事で、その空気を何回も呼吸によって体内に入れる事で健康を害するという事です

その証拠にシックハウス症候群を発症した人物が外出した場合は症状が軽くなったりするそうです

本来寛げるはずの場所である自室が病気を発症する原因になっているという皮肉な現象になっています

 

まとめると、ゴキブリ対策やエアコンの効きを最大限に利かしたいからと極振りするのではなく、ある程度の中庸性を持たせた方が良く、シックハウス症候群にならない程度には換気は必要だし、ある程度は定期的に外出するべきです

というお話でした