投資はギャンブルなのか?

初めまして

melloと申します

 

今回はX(旧Twitter)やブログで度々話題になる、投資はギャンブルなのか?

という問題について書いていこうと思います

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

私の定義では投資はギャンブルです

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

さて、今回は考え方についての事なので、「誰誰がこう言っていた。これは間違いだ」という話ではありません

 

あくまで、私はこう考えるというお話です

 

数年前から、あるいはそれより前から「投資はギャンブルだから辞めておけと言われた。投資はギャンブルなんかじゃないのになぁ」的な発信を良く見ます

 

酷いのになるとギャンブルだと言ってくる人の人格否定や誹謗中傷までしているのも見ます

 

この考え方の違いに関し、言葉の定義付けから始めたいと思います

 

wikiより引用

 

ギャンブル(賭博)とは

賭博とは、金銭や品物などを賭けて勝負を争う遊戯のことである。金銭や品物などの財物を賭けて、(偶然性の要素が含まれる)勝負を行い、その勝負の結果によって、負けた方は賭けた財物を失い、勝った方は(なんらかの取り決めに基づいて)財物を得る、と言う仕組みの遊戯(ゲーム)の総称である。

 

引用終わり

 

とのことです

 

投資はギャンブル派の人の考え方として

株式投資を行う時に銘柄選定を行う、選んだ銘柄が値上がりするなら勝ち、値下がりするなら負け、というギャンブルだ(丁半博打のようなもの)

 

投資はギャンブルじゃない派の人の考え方として

株式投資はプラスサムゲームであり、やればやるほど期待値的には儲かるようになっている

その他の物はマイナスサムゲームでありやればやるほど損をする

つまりは株式投資はギャンブルじゃない

 

というのが大概の意見です

 

私は投資はギャンブルであると考えています

しかし、その理由は株式投資がプラスサムゲームであることを否定するものではありません

私はギャンブルとは、とある事象によってお金が増えたり減ったりする事

だと考えています

生活費の対価としてお金を支払う、労働の対価としてお金を受け取る

はこれに当てはまりません

 

私の定義によると、パチンコもスロットも宝くじも競馬も競艇もポーカーもブラックジャック株式投資も不動産投資もFX(外国為替取引)も仮想通貨も全てギャンブルになります

 

ただ、期待値の観点と個人の技術介入要素がどの程度含まれるのかという違いはあります

 

パチンコ・スロットはギャンブルの筆頭ですが、還元率(投入したお金に対し、平均でどの程度返ってくるのかという概算)は80~85%との事です

一番悪いのが宝くじですね、還元率46%ということは半分以下になるとの事です

 

この様に一般的に還元率は100%を超える事はありません

しかし、還元率というのはマクロ(大局視点)での考え方になります

ミクロ(局所視点)で考えると儲かる人も居るのです

 

例えば、A氏は初めてパチンコ店に行きました

1000円を投入しました

大当たりしました

5000円が返ってきました

 

この人から見たパチンコの還元率は500%です

この一時だけを見るとパチンコは儲かるギャンブルであると言えます

 

しかし、これがマクロになると上記の画像になるのです

A氏の陰で1000円を投入して1円も返って来なかったB氏C氏D氏…が無数にいるのです

それらを平均した結果の80~85%なのです

 

では、パチンコはA氏になる人は完全にランダムなのか?

と言われれば答えはノーです

 

パチンコには留め打ちや釘や風車の利きなどの技術介入要素があります

競馬であれば血統の知識や騎手の能力や癖や競馬場の知識の介入要素があります

競艇も選手の能力や癖の知識、スクリューへの造詣などの知識の介入要素があります

 

そういった個人の能力というフィルターを一切無視した膨大な数のデータを機械的に平均化した数字が還元率となっているのです

 

実際、パチプロ(パチンコプロ…パチンコからの儲けで生活している人)や競馬・競艇のプロも居ます

現在はかなり数が減ったようですが彼らが存在していることが還元率を平面的に見てはいけないという証拠です

 

では、カードゲームに移りまして

ポーカーやブラックジャックはどうでしょう?

これらカードゲームは、ゲームに参加するには、アンティと呼ばれるゲームの参加料が取られます

あとは、プレイヤー同士が戦うなり、ディーラーと戦うなりアンティが取れるのであればカジノとしては儲かる仕組みになっています(プレイヤーVSディーラーの勝率が50%であれば)

 

アンティが存在する以上、カードゲームはマイナスサムゲームです

やればやるほど損をします

しかし、プロポーカープレイヤーというのは多数存在します

彼ら、彼女らは生涯で数十億、数百億円というお金を稼いだりもします

その陰で破産する人も無数にいるでしょう

 

 

さて、宝くじはどうでしょう?

宝くじの還元率は46%と他と一線を画してますので説明不要かと思いますが

やればやるほど損をします

しかし、一番ヤバいのが技術・知識の介入要素が皆無な所です

新宿で買おうが、渋谷で買おうが、八王子で買おうが、埼玉で買おうが、千葉で買おうが、大阪で買おうが、愛知で買おうが、何も変わりません

連番で買おうがバラで買おうが、何も変わりません

100億円買おうが、1000円買おうが、何も変わりません

純粋無垢なギャンブル、還元率を変えようがないギャンブルです

バカラやルーレットなども同じですね

宝くじの唯一の良いところは、当選金額です

一口、2~300円で最高6億7億とかが当たる可能性が(極小ではありますが)ありますから

 

 

さて、ではタイトルに戻り、投資はギャンブルなのか?と考えると

投資も上記のギャンブルと違いは無いように思えます

 

投資は投資でも先物取引信用取引レバレッジ取引、これらは損をするだけではなく借金を作ってしまう可能性があります

不動産投資は大体の人が、その借金を最初から背負って行います

 

そう考えると、投資は上記のどのギャンブルよりも危険で、所謂ギャンブル性が高いのではないでしょうか?

 

つまりは何が言いたいかといいますと、表面的な還元率だけで判断せず

個人の能力の介入要素も考えなくてはならないという事です

 

そしてなぜ私が、投資はギャンブルだと思いながらインデックス投資を行っているのかと言いますと

 

インデックス投資は表面的な還元率が100%を超えると信じているからです