麻雀プロに必要な能力

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『麻雀プロに必要な能力』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

麻雀は運が多分に介入するゲームなので、実力が結果に伴うのは1000半荘ほどの試行回数が必要と言われている

だからこそ、自分自身で「自分は強いんだ」というセルフプロデュースが必要になってくる

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は麻雀プロの能力についてです

以前、将棋のプロ棋士と麻雀プロの違いに対して思う事を軽く書きました

melloblog.hatenadiary.com

将棋というゲームは、勝ち負けがハッキリしています

対局に負けた場合、自分に何らかの落ち度があったという事が明確なのです(敗着と言います)

ですが、麻雀の場合、運や不確定要素の介入要素が多すぎて、実際の実力で勝った・負けたのか判断が着かない場合があります

熟考に熟考を重ねて打った打牌が他家の当たり牌で、自分が放銃となって結局その半荘で4着になったからと言って、自分の打牌にミスがあったとは言い切れないのです

このゲーム性の違いから生まれる麻雀プロの特徴として「自分は強いんだ」と言い続けなければならない事があります

 

私の大好きな麻雀プロの方に、『堀慎吾プロ』という方が居ます

この方はプロ棋士の人と麻雀プロの大きな違いとして「将棋界には俺が強いっていう人はいない」と言っています

www.youtube.com

堀慎吾プロは、麻雀プロとして実力は折り紙付きですが、こういった(自分が強いと言いふらす)キャラクターである事も知られています

これは、麻雀というゲームの性質上「俺は強い」と言い続ければ、ある程度の人は騙せる(証明出来ない)競技であるという側面がある事に由来していると思われます

簡単に言ってしまえば、運や不確定要素を包括した実力差が数字に如実に表れる1000半荘とかまでは口で誤魔化せる競技でもあるという事です

 

私は、何も麻雀や麻雀プロを馬鹿にしたり、扱き下ろしたい訳ではありません

こういった世界に生きる事を決めた以上(プロとして食べていく以上)、そういったセルフプロデュース能力も求められる過酷な世界であると思います

もちろん、本当に超長期で麻雀を打って実力が数字に如実に表れる強いプロの方も居ますが、多くはそんな機会には恵まれません

1000半荘と言えば一半荘を30分と見積もって30000分、つまり500時間も打たないといけません

そして、数字上は1000半荘打てば必ず実力が分かるという物でもありません(パチンコの1000回転ハマり等と同じ理屈)

つまり、実力だけでは有名にはなれないし話術などの別の魅力を求められる職業と言えます

配信者が麻雀配信を行った場合に必ず沸く『コメ天』というのも麻雀という競技性上、恐らくは居なくはならないのでしょう

コメ天とは、コメント天鳳位、或いはコメント魂天という、コメントだけは2大麻雀ゲーム最高位という揶揄であり、コメント主が本当に実力があるのか判断がつかない事です

将棋の配信であれば、すぐにその場で正解不正解が出るので本当に実力があるのか否かはすぐに分かります(局面を将棋ソフトにかけているだけかもしれないという疑惑は残るが)

 

 

10・0で、実力だけを問われる将棋

実力だけでは有名にはなれない麻雀

という事です

どちらにも、ならではの苦労や苦悩があると思われます

というお話でした