政治家に最も求められる能力は倫理観である

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『倫理観』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

正解不正解を導き出すだけの能力はそれほど重要ではない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は倫理観についてです

私が何回も擦ってる内容ですので、内容が一部重複する部分はあるかと思います

melloblog.hatenadiary.com

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リーダーに求められる能力というのは、最も高い能力ではありません

車会社の社長は車の構造に最も詳しい人物でなくても良いですし、車の運転が最も上手くなくてはならない訳ではありません

ゲーム会社の社長は自社のゲーム世界ランク1位でなくてはならない訳ではありません

化粧品会社の社長はメイク技術が最も高くなくてはならない訳ではありません

 

リーダーに求められる能力というのは、倫理観です

能力の高い人や強者ばかりを優遇するのは一見合理的に見えます

ただ、それでは数多くの能力が低い人や弱者を見捨てるという事です

一般的に能力の高低とその人口はピラミッド式になっています

一部の頂点付近に居る強者は数は少ないですし、その他の弱者は数が多く居ます

能力という点だけで考えると、トロッコ問題でも「弱者が10人死のうと強者の1人を救った方が良い」という答えが正解となります

その強者を強者たらしめているのは、もしかしたら10人の弱者の手助けがあったからかもしれませんし、ひょっとすると今現在は弱者の一人であっても、5年後10年後には強者になれていたかもしれない人間も居たかもしれません

リーダーとは、人を率いるものですから多くの人間に認められていなければなりません

 

人を治める方法として3っつの方法があります

能力・ルール・倫理観

ですが、どれも一辺倒ではいけません

能力は青天井ですし、ルールは日進月歩で日々改良され続ける物ですが、倫理観というのは正解は無いですし人の数だけ答えがあります

新一万円札に描かれる人物である渋沢栄一氏はこんな言葉を残しています

曰く、道徳は進化しない

つまり、能力というのは高ければ高い程良いですし、ルール(法律)というのは穴が無ければ無い程良いですが、倫理観(道徳)というのは誰の目から見ても正しい正解というのは無く、人によって正解は変わります

ロッコ問題に戻りますと

能力主義で考えるのであれば、強者を一人救うために10人を犠牲にすべきですし

ルールで考えるのであれば、10人を救うために一人を犠牲にすべきです

と、もう既に答えは出ています

ですが、倫理観で考えるのであれば答えは無限にあります

なんとかして11人全員を救う方法はないのか、自分自身がトロッコの目の前に飛び出して止める事は出来ないか、トロッコ自体を爆破したり出来ないだろうか…など、色々な考えがあります

そしてそれこそが今、政治家に求められる能力であると考えます

他者が「あの人が一生懸命考えて出した答えであるなら仕方がない」と納得する事が重要なのです

極論すれば、リーダーというのは無能でも構わないのです

リーダーを支える側近達がそれぞれ正しい答えをリーダーに進言すれば良いのですから

掛け替えの無い人物というのはそういった、人を言外に心の奥底から納得させられる人物なのです

高能力の人物なんてこの世には掃いて捨てるほど居ますし、ルールなんて必要に応じて変更すれば良いのです

正解不正解を導き出すだけの能力はそれほど重要ではない

というお話でした