議決権を行使しないのは選挙に行かないくらいの暴挙

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『議決権の行使』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

日本企業が株主を舐めているのは株主が議決権を行使しない事に責任の一端がある

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は株主の議決権についてです

私は以前の記事でも個別株投資をするべきではないと言いましたし、実際に私個人は個別株投資をしていません

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ただ、それはあくまで私の所感であり、他の皆さんが個別株投資をする事を止める物ではありません

実際、私自身も昔は個別株投資をしていた訳ですし、インデックス投資の富の源泉はアクティブ投資家が企業に対して、正しい株価を付ける事に付随する物ですから、持ちつ持たれつの関係と言えます

 

企業は株主に対して、本決算に間に合う形で議決権行使書が届く様に法律で定められています

企業が株主に対して「経営陣の給料はこれくらいで良いですか?」「新しい経営陣はこの人物で良いですか?」「配当金の額はこれで良いですか?」などのお伺いを立てる事になります

日本には、村上ファンドを始め、所謂『物言う株主』の割合が比較的少ないと言われています

結果、経営陣が「会社は俺達の物だ」という勘違いを助長させる事となりました

昨今はその勘違いを是正させる動きが加速しており、株主目線の企業経営を行う経営者も少なくなくなりました

ただし、未だに個人株主の意識はあまり変わっていない様に思われます

「優待廃止・減配したら損切りすれば良いや」という消極的な株主が多く居ます

もちろん、上場企業が1単元だけ持っている株主の言う事を全て聞いてくれる訳ではありません

だからといって、株主に対して不義理な態度を取る経営陣をのさばらせておくのは良い事とは言えません

経営陣が株主を軽視しているのであれば、株主としてNOを突き付けなくてはなりません

その意思表示の方法こそが、議決権となります

その議決権を放棄するのは、経営陣が会社の資産を好きに使って良いよと言っているのに他なりません

その後に新事業が失敗したからと言って経営陣を非難する権利はありません

 

ちょうど、選挙の感覚に近い物があると思います

選挙に行かないというのは「私は国からいくら税金をかけられても構いません」と意思表示しているのと同じ事なのですから

権利保有者の個人個人が本当に正しい判断が出来るのかどうかは分かりません

ただ、多くの人間の判断を集計して多数決を取るというのが民主主義の根幹ですし、資本主義の根幹です

政治家や経営陣が正しい方向へ向かっていると考えるのであれば賛成すれば良いですし、間違った方向へ向かっていると考えるのであれば反対しなくてはならないのです

それが結局、国全体・会社全体の為になるのです

「そんな時間は無い」と考えるのは少し短慮であると言わざるを得ません

なぜなら、国の行く末や税金に対して無関心であるというのは、自分の家族や愛する存在に対してあまりに無配慮であるのと同時に、前述した通り自分自身にかけられる税金に関しても何も考えないというのは馬鹿げた話です

仕事が忙しいと言い訳をしている場合じゃないのです

投資している企業に対して無関心であるのも同様です

自分が大金を預けている相手が何をしていようと構わないというのは、最悪持ち逃げされても構わないと言っているのと同じ事なのです

というお話でした