1円の節約は1円を稼ぐ事よりも重要である

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『節約の重要性』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

税金が存在する限りは、同じ金額を稼ぐ事と節約する事は同価値ではない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は節約に関してです

先日、相続税に関する記事を書いた時に思ったのですが、節約に関する記事を書いていない事を知り、今回は節約に関する記事を書く事を思い立ちました

と言っても、具体的な『お得情報』という内容ではありません

あくまで考え方についてです

よく、節約に関する情報を聞いて「それだったら○○円分働いた方がマシだわ」という感想を聞きますが、これは正しくありません

1000円の節約に対して、時給1000円の労働は対等では無いのです

それは税金が掛かるからです

高配当株投資とインデックス投資の対立で良く言われる「配当金が支払われる度に強制的に税金が取られる」というのも同じ理屈です

労働の対価として支払われる賃金には、多種多様な税金が掛かります

所得税・健康保険料・年金・雇用保険・住民税、などなどあります

これらは別に賃金に対してのみかかる税金ではありませんが、一定以上の所得がある人であれば段階的に高い税率を支払わなくてはならなくなります

年収が300万円の人間と年収が500万円の人とでは、支払わなくてはならない税金の金額も違いますし、税率も変わってきます

なので単純に年収300万円の人と年収500万円の人とで、年間に自由に使えるお金が200万円違う訳ではありません

税金というのはその成り立ち上、お金持ちから多く取って、貧乏人からはあまり取らないという設計になっています

そうしないと金銭格差がドンドンと広がるからです(他にも理由はありますが)

そして多くの場合、その『お金持ち』の指標は年収であり、賃金の差で考えられます

頑張ってお金を稼げば稼ぐほど、国からお金持ち認定がなされて大きく税金が課される仕組みになっている訳です

 

つまり税金の仕組み上、1円稼ぐ事と1円節約する事はイコールではなく、節約の方が価値が高いという事になります

確かに、節約というのはダイエットと同じく長く続く上に苦しい事ではあります

なので、精神衛生上、労働が苦でない人にとっては長く苦しい節約よりも、短い時間で済む苦しみである労働を取る気持ちも分からないでもありません

そして何も、節約をしない事は悪ではありませんし、多く税金を支払う事も悪ではありません

あくまで個人の資産形成・蓄財という面に関して悪い影響があるだけであり、何だったら経済を回すという面で言っても、公共サービスを受ける我々一般庶民にとっても多く税金を支払ってくれる存在は有難いとも言えます

 

他方で、国は『老後2000万円問題』など、公共サービス…つまりは税金を国民に還元する事を減らそうというアナウンスをしきにり行っております

そのメッセージを理解せず、又は聞きもせず「最後は国に面倒を見て貰おう」と考えるのはあまりに危険であると思われます

自助や自己防衛の精神から言っても、自分自身の財産や老後は自分自身で考え、安全性を考えて行動すべきかと思われます

というお話でした