個人投資家が買うべき投資商品は3種類しかない 後編

初めまして

mello と申します

 

今回は、前日の記事の後編を書こうと思います

 

結果だけ知りたい方向けに先に結論を書かせて頂きます

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

BRK-B

です

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

さて、前編をご覧頂いた方であれば

買うべき商品をご理解頂けたかと思います

 

そこで、実際に証券会社で何を購入すればよいかという話になります

 

前編でご紹介した商品はいずれも米国株です

ドル転(円からドルへ通貨を変えること)の手間や手数料が気にならない方はこちらでも良いでしょう

BRKは上場会社ではありますが、その内情は投資会社であり

バフェットやマンガーが優秀だと認めた企業の一部又は全部の株式を保有するだけの会社です

なのでアクティブファンドと言い換えても良いでしょう

しかし、残念ながらBRKは一つの上場企業であり、これを買うだけという投資信託ETFは存在しません

 

VTやVTIはバンガード社のインデックスファンドです

ですので、当然、これを買うだけの投資信託が存在します

 

VTで有名なのが

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド

です

 

VTIで有名なのが

楽天・全米株式インデックス・ファンド

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

です

 

名前が長いのでこれから

楽天VT SBI・VT

楽天VTI SBI・VTI

とそれぞれ呼びます

 

 

さて、これらはそれぞれ

VTを買うだけファンド、VTIを買うだけファンド

として登場しました

 

投資信託には信託報酬というものが存在します

楽天VT 0.195%

SBI・VT 0.1338%

楽天VTI 0.162%

SBI・VTI 0.0938%

と表記されています

これらの信託報酬は一日でも投資信託保有するとかかる費用です

といっても実際に購入・売却時に手数料として徴収されるわけではなく毎日の基準価格を計算する際に差し引かれて表示されます

 

さて、前編でもご紹介した通り

投資をするにあたって、コストは低ければ低い程良いものです

 

しかし、投資信託ではこれ以外に隠れコストというものも存在します

こちらは投資信託の目論見書を見ても表記されておらず、決算期に発表される運用報告書を見て、実際に自身で計算して初めて割り出されます

 

取られる手数料が正確には分からない状態で投資しなければならないのは何とも納得し難いものはありますが、これは投資信託という建付け上、致し方ないことなのです

 

隠れコストの内情は、注文を出す事務所の家賃・光熱費・人件費等々

請求書が届いて初めて正確な価格が分かるものが多分に含まれています

まさか赤字を出す訳にもいかないので後日の報告となってしまうのです

 

しかし、隠れコストとして計上する家賃やその他は

運用する額の多可に影響を受けません

そこで重要になってくるのが純資産額です

 

そのファンドが1億円を運用しようが100億円運用しようが1兆円運用しようが

事務所の家賃が上がる訳でもないからです

つまり、実際に引かれる手数料の割合を純資産額の多さで薄める事ができるという訳ですね

 

例えば、

1億円を運用しているファンドの事務所の家賃が10万円としましょう

そうすると隠れコストに含まれる事務所の家賃は0.001%となります

これを2億円を運用しているファンドに置き換えますと

隠れコストに含まれる事務所の家賃は0.0005%になります

 

と、実際にかかってる家賃の額は変わらないにも関わらず

投資家が負担するコストは半額になります

 

つまり、投資信託において純資産額は多ければ多いほど良いと言えます

さて、上記に翻って純資産額を考えますと

楽天VT 3370億円

楽天VTI 1兆710億円

SBI・VT 282億円

SBI・VTI 1780億円

2023年08月18日時点

 

です

運用開始時期が7年前(楽天VT・VTI)と1年半前(SBI・VT・VTI)なので

純資産額の多可で実際に投資家に評価されているのはどちらかという事は言えませんが

 

一般的な印象として100億円を超えた場合は限りなく償還(ファンドを解散し強制的に投資家に現金化した金額を返す行為)は無いといわれていますので

100億円を超えていれば合格といわれている中で一番純資産額が少ないSBI・VTですら1年半で282億円を集めているのであれば十分、投資家に評価されているといえるでしょう

 

ところで、ここまでお読み頂いた方には申し訳ありませんが

個人的感想をここで一つ付け加えさせて頂きます

楽天VTは個人的には購入の検討には入りません

なぜなら、楽天VTは当初のコンセプトから少しズレて来ているからです

それは楽天VTが購入している商品がVTだけではなくなったからです

今現在、楽天VTが買い付けている商品は

VTとVTIとVXUSです

VXUSとは米国を除く全世界株を買うというものです

詳細は次回解説しますが、VTを買うだけではなくなった為

私の「個人投資家が買うべき投資商品」からは外れます

 

楽天VTがVTを買うだけというコンセプトからズレた以上

楽天VTIもコンセプトがズレる可能性を秘めています

 

そうすると楽天VTIを選ぶ理由もなくなってしまうかもしれません

今現在、不安なものに対して超長期で投資し続けられるのかどうかというのは

投資家の心持ち次第なのでそこにかけるしかありません

今から投資を始めるという人はSBI・VTIを選んでおいた方がベターでしょう

 

 

 

 

という事で

今から投資を始める個人投資家が買うべき投資商品は

 

インデックスなんて嫌だ と思う人はBRK-B

 

分散こそ正義 と思う人はSBI・VT

 

低コストこそ正義 と思う人はSBI・VTI

 

を買うべきというお話でした