初めまして
melloと申します
今回はイジメ・差別・偏見に関することです
少しセンシティブな内容なので、現在心の弱っている方から見たら傷つく恐れがありますのでご留意ください
結果だけ知りたい方向けに先に結論を書かせて頂きます
イジメ・差別・偏見はどうやっても無くならないし、無くすべきでもない
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回のテーマはイジメ・差別・偏見です
内容に入る前に少しだけ自分語りをさせてください
私は、今まで所属した全てのコミュニティーに於いて、イジメを受けてきました
以前の記事にて、それっぽい事を書いてしまったのはそれらが原因なのかも知れません
学生時代は臭いと言ってイジメられました
それを気にして、汗をかくこと、特に屋外に出ることや体育の授業などに恐怖を覚える様になりました
中学生時代にはそれを気にして一日に2回も3回もシャワーを浴びる時もありました
そんな学生時代を過ごして形成された自分の人格は、引っ込み思案で何に対しても消極的で交流する人数が最小な物を常に選択するようになりました
そうなると、私を擁護してくれる友人なども居なくなり、ますますイジメが酷くなります
次第に自分の心も荒んでいき、他社に対して攻撃的になり、さらに周りに人が少なくなり
そうしてさらに人との接触を避け…
と悪循環でした
そんな性格は社会人になったからといって治ることはなく、消極的で時間に解決を任せるような姿勢は当然上司や先輩の反感を買い、可愛がられる事もありませんでした
こちらの記事でも書きましたが、世界が全く変わらないという絶望から病気もしました
学校(小中高)・アルバイト先・職場(転職毎…つまり数個の現場)にて、常にイジメを受けてきたという自負があります
正直、この内の数個は、相手には悪意は無く、ただ私とどうやって交流したら良いのかと戸惑っていただけというのもあった事でしょうが、人との接触をできるだけ避ける私には悪意の有る無しは判別のしようがありませんでした
ただ一方的に、「嫌われてる」「臭いと思われている」「仕事が出来ないやつと思われている」と、数か所の職場には被害妄想をしていただけなのかもしれません
イジメというのはそれ単体を定義付けたり、認定する事はできません
被害者が居て、「嫌だ」と思う行為をしたらそれは被害者にとってはイジメなのです
加害者には加害意識も無く、何気無く行った行為が被害者にとって人生を左右するほど、又は人格形成に支障をきたすほどショッキングなことだったりするのです
さて、そこでタイトルの設問です
イジメや差別や偏見は無くせるのか?
私は無理だと思います
イジメの最小人数は二人ですが、仲の良い友達同士の三人が集まれば、もう既にイジメの火種は燻っています
例えば、A・B・Cの仲良し三人組が居ました
ABCは一緒に遊ぶ約束をしました
Aが集合場所に行くとBが「Cが今日は遊べないんだって」と言いました
Aは「なんでCは今日は遊べない事をBには言って自分には言ってくれなかったんだろう」と不信感を抱きます
そうでなくとも、ABCが集合場所に集まった後、Cが「ごめん。ちょっと急用が出来たから帰るわ」と言い出したらどうでしょう?
「なんか今日はケチが付いたから遊ぶの辞めとく?」
となりませんか?
そうでなくとも、それを言い出したのがCでなくBであったら?
テンションの下がり方が変わったりしませんか?
もうその時点でイジメと言えるのではないですか?
何がイジメであるかイジメでないかは被害者が決める事なので、人によって優先順位が変わった段階でイジメと言えると思います
実際、イジメは人間だけで起こる現象でもありません
自然界、つまり野生の動物間でも起こる現象です
保護色感の強い渡り鳥の中に一匹ド派手な鳥が居た場合、そのド派手な鳥は仲間から攻撃を受けます
言われてみれば当然で、そのド派手な一匹の為に集団全体が天敵に見つかりやすく襲われる危険性が増すからです
実際そのイジメでド派手な鳥を攻撃して殺してしまう事もあるそうです
自然界の動物間といった本能で動く動物でもイジメが発生しているのに、こと人間社会に於いてイジメを廃絶できる訳がありません
差別はどうでしょう?
差別とは、定義が難しいのですが、基本的には「自分ではどうしようもない出自や性別を元に他者と有利不利を考慮せずに区別すること」とします
分かりやすい例で言うと、黒人差別・部落差別・障碍者差別・女性差別などが上がります
これらは間違いなくやってはいけない事です
黒人という人種であるという理由で白人が有利な様に区別する
部落出身であるという理由で都会出身者が有利な様に区別する
障碍者という理由で健常者が有利な様に区別する
女性だという理由で男性が有利な様に区別する
しかし、上記の区別に正当性や理由はないのかと言うとそうでもありません
殺人の前科があるという理由で採用を断られた
これは一見差別に見えます(刑務所を出所した段階で社会的には更生したと認められている訳ですから)
しかし、採用担当者や会社の従業員の心境は伺いしれるのではないですか?
もっと分かりやすく言えば、貴方は保育所の採用担当者です
そこに就職希望者として、児童に対する性的犯罪の前科を持つ人間が幼稚園の保育士として面接に来ました
採用しますか?不採用にしますか?
おそらくほとんどの人が不採用とするでしょう
また、保護者の立場からすると、その人物が採用になった保育所に自身の子供を通わせたいですか?
おそらく、何か特別な理由がない限り、違う保育園へ転園を希望するでしょう
しかし、これらも大きく括れば差別になります(出所の段階で更生したと認定されている訳ですから、前科があるからと再犯するかもしれないと判断することは差別になります)
つまり、差別とは経験則による危険察知能力の賜物であり、これらを全て排除するという事は不可能だし、仮に出来たとしても悪意ある人物に悪用されるだけなのです(児童に対する性犯罪者に再犯の機会を与える事になります)
根絶するべき差別とすべきでない差別があるという事です
偏見も同じ様に、自身の…或いは先人から受け継いだ膨大な経験則からの思い込みではありますが、先祖代々そのように思い込んだのには理由があるのです
何事にも、ただ表面だけを見て、これは正しいこれは正しくないと断ずるのは、かなり身勝手であり、誰がそれを判断するのかというのも難しい問題です
かの有名漫画のデスノートに於いても、あれだけ頭脳明晰で優秀な夜神月でさえ、ただのエゴイズムの強いクレイジーな大量殺人犯と評されています
我々、凡人に於いては、一つ一つの事案に対して多大な時間をかけて何が正しいのか何が正しくないのかを常に考え、その上で道徳的・倫理的な判断をしなくてはなりません
それが、大多数の為に少数を切り捨てる判断なのか、少数の為に大多数に負担を強いるのかはケースバイケースで良いと思います
私は、あらゆるコミュニティーに於いて、イジメを受けましたが
それが正当なものであったかはさておき、なぜ私をイジメているのかは明白でした
私にとって、その対処法は他者を切り捨てるものでしかありませんでしたが
違う解決方法もあったのかもしれません
総論として、私は、絶え間なくイジメを受けてきた私でもイジメや差別や偏見を無くす事は不可能だと思っているし
また、それらを根絶する事で起こりうる、悪意の第三者による悪用も恐れなくてはならないという事です