初めまして
melloと申します
今回はストレスについてです
私は、医学の知識がある訳では無いので、精神論というか感覚というか年の功というか、エビデンス(学術的論拠)のあるお話ではございませんのでご了承ください
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
ストレスは解消するものではなく消化するものである
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回は現代病である、躁鬱病についてです
精神的な病気ですね
現代の精神病の多くはストレスから来ていると言われています
ストレス社会と言われるほど、現代では多くのストレスが蔓延っています
ストレスの原因はだいたいが人間関係です
反りの合わない上司、横柄な顧客、生意気な部下、粗さがしばかりする同僚
人間関係が原因で離職する人も多いです
人間関係が原因と思われる1位と3位と6位を合わせると43%にも上ります
さらには、「あのギスギスした人間関係の割に」という枕詞を付ければ他の理由の場合も人間関係が原因であるとも考えられます
こんな人間関係のストレスを週に5日間、一日8時間もしていたら、そりゃストレスも溜まりますよね
職場によっては週に6日だったり、一日10時間や12時間という事もありますね
そこで、会社は「休日はストレスの解消に努めてください」と言います
一週間の内、5/7日間の一日の1/3時間も人質に取られて、残りの時間でストレスをゼロにしろというのはあまりに乱暴だと思います
ストレス発散法として
①運動する
②美味しい食事をする
③趣味に没頭する
など、色々な方法が紹介されています
しかし、上記の事をしたからといって平日に溜まりに溜まったストレスを休日の一日二日でゼロには出来ません
私も、新卒で入社した会社に、少し意地悪な先輩が居て多大なストレスで
下痢・胃炎・腸炎、等々を患った事があります
上司に何度か話しても解決しませんでした
おそらくそのままであったのなら、鬱病を発症していたかも知れません
数年間我慢した後、その先輩は配置転換(栄転)で離れて行きましたので、私の症状も次第に治まっていきました
そこから感じた事ですが、私が思うに
ストレスとは○○をしたからといってゼロになるようなものではなく
食事の様にゆっくりと身体の中で消化されていくものだと思いました
生まれつきご飯をいっぱい食べられる人(大食漢)が居る一方で、ご飯をそんなに食べられない人(小食)が居るように
多大なストレスを耐えられる人と、耐えられず精神に異常をきたす人が居るのです
それは根性があるだとかそういう話ではないのです
ストレスを受けた時、身体の中に澱のように沈殿し堆積する人と、すぐに消化排出する事ができる人がいるのです
なので、仕事上どうしてもストレスが避けられないのであれば、十分な休養の時間が必要なのです
そして、どのくらいの時間が十分なのかについては、人それぞれなのです
毎週毎週、ストレスの消化排出が間に合わず、少しづつ少しづつ身体の中にストレスが溜まっていき限界値を超えてしまうと病気を発症してしまうのです
そして、一度限界値を超えてしまうと、以前よりストレスの消化効率が下がります
時間をかければ治るというものでもなくなってしまうのです
外国人が「日本サイコー」と声高に叫ぶ一方で、「日本に住みたくない」と考える要因の一つに職場環境の劣悪さが上がります
特にヨーロッパでは、労働に関して従業員に寄り添っている制度が多数あります
シエスタ制度(スペインなど)というものをご存じでしょうか?
昼食休憩の後、休憩時間とは別に昼寝の時間が設けられているのです
人体の構造上、人は食後は眠たくなるものなので、食事の為の時間が終わればすぐに労働に戻らせると生産性が下がるので、昼寝を挟むことで生産性の低下を抑えようという取り組みです
日本企業でそのまま導入されれば、会社に居る時間が増えるだけで効果がないどころか、サービス残業の温床となるのでしょうから迂闊に導入して欲しくはないですが
そもそも、ストレスという目に見えないダメージを、相手に分かってくれというのが無理な話なのかもしれません
小学校の道徳の時間が無駄だ、と道徳の授業の時間がゴリゴリ削られています
これは、相手を思いやるのは無駄、相手の心を慮るのは無駄
と切り捨てている事と違いはありません
確かに、心の豊かさや道徳心というのは経済的に考えて、お金に繋がらないですし
目に見える数値と違い、曖昧で不明瞭なものですが
人が人である以上、そして人の中(社会)で生きる以上、これ以上大切なものがないくらい大切なものなのです
人の心は、義務と権利、メリットデメリット、法律と懲罰
といった0:100で全てを判断できるほど簡単にはできていないのです
現代社会はストレス社会と言われるほど、ストレスは避けられないものとなっています
なので、ストレスは立ち向かうのではなく、包み込むように時間をかけて、ゆっくり消化していくしかないと思います