インフルエンサーは信用してはならない 前編

初めまして

melloと申します

 

今回は昨日の記事に少し関連する、インフルエンサーについてです

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

インフルエンサーはエンターティナーであり、それ以上でもそれ以下でもない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回のお話はインフルエンサーについてです

直近はコロナ禍の影響もあり、多くの人のお家時間が莫大に増えた結果、インターネット界隈に芸能人が多数参入し、魑魅魍魎が跋扈する混沌とした世界へ様変わりしました

 

簡単に言うと、日本人向けのインターネットサービスのトラフィックが莫大に増加したという事です

トラフィックとはデータ転送量の事ですね

今、このページを開いていただいているのにもほんの少しですがトラフィック量を増やしています

 

この事が何を示しているかというと、インターネット広告の価値がさらに増したという事です

それと同時に超大型プラットフォーマーの広告収入も莫大に増えるという事です(実際は、IT企業に広告を打つのは現物販売等の企業が多いのですが、コロナ禍により業績が悪化して以前ほど広告が打てなくなっていますが)

 

お金が儲かる、と聞けば大勢の人間が群がるのは当然です

それもコロナ禍により、本業での収入が減少すれば尚更です

日本の芸能人も芸能の仕事が大幅に無くなったので別の収益をと、インターネット業界へ足を延ばす動機になった事は間違いありません

 

日本で一番有名なYOUTUBERと言えば、もちろんHIKAKIN氏ですね

彼はYOUTUBEが収益を稼げるようになる前から動画投稿をしていました

ニコニコ動画なんかでもそうです

昔からの動画投稿者は基本的に無給で(ニコニコ動画に関しては投稿者がプラットフォーマーにお金を払って動画投稿をしていました)、趣味として動画編集・投稿をしていました

 

懐古厨と言われますが、その頃は皆が皆、趣味として娯楽として、動画を捉えていました

今現在はと言いますと、お金が稼げるからと動画投稿を始める人が多いです

 

もちろん莫大な収益を得る人も多くいます

前述のHIKAKIN氏などは完全に先行者利益として、YOUTUBEが注目されると同時に知名度もうなぎ上りに上がっていきました

HIKAKIN氏に続け追い越せと多数のYOUTUBERが誕生した訳ですが、彼らがまずは若年層に人気を博します

そして、その若年層が自分の子供、或いは部下、或いは後輩が居る青年層に認知され、さらには…

と年齢が上がるに連れて遅れてはいますが認知されていきました

 

一般的に社会に於いて、着実にキャリアを積み、誠実に仕事をしている人は抑止力が働きます

今まで積み上げてきたものが一瞬にして無に帰す可能性を考えるからです

しかし、上記の様に、ただ若年層に人気であるという理由で莫大な富を得た人物であればどうでしょう?

それもまだ、社会的に正常な判断ができないであろう若年層です

 

なにかやらかしても、また時と場所を変えて、同じようにすれば人気が出ます

 

つまり社会的抑止力が効かないのです

彼ら彼女らは何も積み上げていないのですから

 

 

その証拠に昨今、2ch創始者である西村博之氏、通称『ひろゆき氏』が。若者に人気です

彼は自らが作った2chに於いて、2chの利用者が悪口を書いたとして訴えられました

当時は世間がインターネットに関心がなかった為、うさんくさい奴が訴えられただけとして大して話題にもなりませんでした

しかし、原告は日本全国に散らばっており、同時多発的に民事訴訟を起こされたのです

現在の感覚からすると、プラットフォームを作ったのはひろゆき氏であっても、実際に悪口を書いたのは第三者ですので、この第三者に対して訴えを起こすのが当たり前です

しかし、当時はそういった感覚はなく、「2chを作ったひろゆきにも責任はあるだろう」という風潮でした

日本全国で同時多発的に裁判を起こされたので、各都道府県の地方裁判所に同時に存在していないと裁判に出席できないという事態になりました

当然、いくつかの裁判においてひろゆき氏は欠席となり、訴えは原告側の勝利に終わります

裁判を起こすたびにひろゆき氏は欠席になるわけですから、当然裁判は原告側の請求通りの賠償額を請求されます

裁判の度に、ひろゆき氏の賠償金額は膨れ上がっていきましたが、ひろゆき氏はこれらの賠償金を支払っていません

総額30億円とも言われていますが、1円も払っていません

 

もし、ひろゆき氏が一般企業に勤める普通のサラリーマンであったのならこんな横暴は通りません

会社に対し、裁判所命令で当該社員の給与から差し押さえなどにより、回収されてしまいます

現行法上、企業に所属していない人物からお金を差し押さえるのは事実上不可能になっています

ひろゆき氏は、その法の抜け穴を利用して賠償金の支払いを拒否し、国外に居を移す事で日本政府からの追撃から逃れました

 

確かにひろゆき氏は法律上おかしな事はしていません

裁判所の命令を無視するという違法行為は行っておりますが、刑事事件で無い以上、逮捕・収監される事はありません

 

これを聞いて「ひろゆきは合理的で頭が良い」と考える若者に人気なのでしょう

 

しかし、訴えられて、裁判になって、敗訴して、賠償金の支払いを裁判所に命じられたのに、裁判所の命令を無視している人物の印象はどうでしょうか?

 

日本が法治国家である以上、日本に於いて、最も尊重されるべきは法です

その法に違反していると裁判所が認めた人物

そして、その裁判所の命令を無視している人物

 

社会的に信用できるでしょうか?