新NISAで優待投資をすべきではない

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『優待投資』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

株主優待には元々税金は徴収されないので、投資金額が1800万円を超過する人は新NISAで投資を行う理由が存在しない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は優待投資についてです

株主優待とは、企業が株主に対して配当金や株価の上昇以外の利益提供の方法として存在している日本独自の制度です

そういった優待を投資の目的とする株式投資を優待投資と言います

日本企業の株主優待の王と言えば『日本マクドナルド(2702)』ですね

長らく株価も配当金も横這いでしたが、個人投資家には好かれていた銘柄です(ここ数年配当金も上がり、株価も上昇しておりますが)

基本的に私は優待投資は資産効率が悪いと考え、行うべきではないと思っています

ですが、私は人様の投資に関して強制する権利はありませんし、短期的に絶対に損をするとは言えません

何より、人が株式投資に何を求めているかは人それぞれです

優待投資で有名な人が、元プロ棋士である桐谷広人氏(きりたにひろと)ですね

氏は特に、資産効率よりも優待投資や株主優待自体に楽しみを見出している人物です

これはこれで良いのだとも思います

ですが、制度として、新NISAというのは株価に対する譲渡益及び配当金に対する徴税を免除してくれるという内容です

そこに株主優待は含まれておりません

つまり、NISA枠で購入しようが特定口座で購入しようが全く同じものが届きます

であるならば、わざわざNISA枠を圧迫する理由がありません

株主優待を提供している銘柄と言えど、多くの企業は配当金を出していますし、株価が上昇する企業に関しては全くの無駄ではないと言えますが

株主優待を提供するという事はそれだけ会社の資金を優待に割くという事です

その分株価の上昇は望めませんし、配当金の増額も少ない額に落ち着きます

課税対象である株価の伸びや配当金の増額を犠牲にして、課税対象ではない株主優待の費用に費やしているのです

個人投資家にとって3っつのパターンがあると考えています

パターン1

株式投資に関しては、投資可能額を全額、新NISA・特定口座共に最も資産効率の良いインデックス投資を行って、欲しい物は現金で購入する

パターン2

1800万円を超過して株式投資をする場合、1800万円までは新NISAで最も資産効率の良いインデックス投資を行って、残ったお金を特定口座で優待投資をする

パターン3

1800万円も投資出来ないので新NISAで優待投資をする

 

基本的には誰もがパターン1を行うべきと考えますが『どうしても優待投資がしたい』という強い意思があるのであれば、パターン2・3の人も居るでしょう

ですがそれは資産効率という面では非効率であるという事を理解する必要があります

株式投資というのは長期投資を行ってこそ、その本質に近づくと言えます

何年も前から流行っている『クロス取引』の様な、株主優待をタダ取りする行為は最近になって漸く企業側も対策する様になってきました

この、優待のタダ取りは、以前記事にした『IPO投資』の件と同じく、投資ですらありません

melloblog.hatenadiary.com

本記事の最序盤で書きました様に、日本マクドナルドですら、長期で見て漸く株価の上昇や配当金の増額が見られて来ましたから、優待投資に関しても長期投資をする事の重要性がお分かり頂けるかと思います

読者の皆様がどの様な投資を行うのも自由ではありますが、せめて長期投資を行う様に願っています

というお話でした