初めまして
melloと申します
今回のテーマは『高配当個別株の難しさ』です
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
平均的な個人投資家は個別株を選別する能力を持たないのだからインデックスに全力投資で良い
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回は高配当株投資についてです
先日、あおぞら銀行(8304)が配当金を無配とするという旨の発表を行いました
理由としては、アメリカ不動産の減損処理に関する事らしいです
詳しくはご自身で調べてください
あおぞら銀行は、配当施策として配当性向を50%とするという業績連動型を執っていました
当然業績が右肩上がりであれば、連続増配が期待できますし、業績が傾けば簡単に減配も行います
今回のように赤字となれば、支払う配当金も0となります
この情報事態は以前から当社HPのIRページに明記されておりますから、予想は容易であったと考えられます
また、日本企業ではありますが、米国企業の様に四半期毎に配当を出す企業としても有名でした
高配当であり、3か月に一回配当金が入金され、配当性向が50%は出すという事を明言している
という事もあり、個人投資家や投資系インフルエンサー等に大人気の銘柄でありました
1月から始まった新NISAでも多額の買い付けが為されています
SBIに限りますが、01月29日~02月02日までの新NISAでの買い付けランキングで2位となっております
新NISAは個人投資家向けの施策ですから、この全員が今回のストップ安を食らったという事になります
新NISAの開始に伴い株式投資を始めた投資初心者からしたら、大変痛みを伴う教訓であったと思われます
ですが、それが個別株投資をするという事です
いくら個人が『これは優秀な銘柄だ・将来有望だ』と感じて株式を購入したとしてもこの様な事は避けられません
反対に何となくで選んだ銘柄がTOBされて連日ストップ高になって莫大な含み益が乗る事もあります
有名な言葉に『有名アナリストが組んだポートフォリオも、猿がダーツを投げて決めたポートフォリオも、統計的にリターンは変わらなかった』という言葉があります
もちろんこの言葉は多少の脚色はあるのだとは思いますが、話の根幹は変わらないのだろうとも思います
私は、基本的に株式投資はギャンブルであるという意見の人間です
で、ギャンブルである以上、最も勝率の高いモノに賭けるのが合理的と考えています
現在の株式市場に於いて最も勝率の高いモノは何かと聞けば、ほとんどの人はインデックス投資であると答えます
つまり、現代の株式投資にはもう既に答えが出ているのです
そこにプラスアルファの物、インデックス以上の利益・スリル・知的好奇心などを求める人が個別株投資などのアクティブ投資を行うだけであり、インデックス投資のリターンに満足できるのであれば、インデックス投資以外を行う理由がありません
我々、特別な才能や能力を持たない平均的な個人投資家は個別株を選別する能力を持たないのだからインデックスに全力投資で良いという事です
というお話でした