初めまして
melloと申します
今回のテーマは『株式の購入は企業を応援する事に繋がるのか?』です
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
株式投資に於いて投資先の選定は感情を排して行うべきではあるが『株を買って応援』というスローガンは大事にすべきである
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回は株式を購入するのは企業を応援する事になるのか?というお話です
一昔前の株式投資の宣伝というか、インフルエンサーの言っていた事として「好きな企業の株式を買いましょう」というのがありました
株式を購入する事で間接的に、好きな企業を応援するという動機付けと、含み損になった時に「贔屓の企業を応援する為だから」とホールド力を高める為の宣伝文句として使用されていました
実際は、その時はまだ一株投資が主流ではなく、株式を購入するのは1単元から(100株)となっていましたから、株価が3000円とかの株式を購入するとなれば30万円の現金を用意しないと投資が出来ない環境でしたから、この宣伝は失敗したものと思われます
であるならば、「10連ガチャ3000円とかを一回だけ回そう」となるのも致し方ありません
ですがその結果が、ゲーム単体でガチャ売り上げ1000億円とかになっていました
左が2018、右が2017の国内課金売上ランキングです。これ見る限りソシャゲ界隈もすっかり上位が固まったレッドオーシャンになってますね… pic.twitter.com/ystPud0EpH
— 芝村矜侍 (@kyouji0716) 2019年2月7日
その場その場では、3000円しか用意が出来ないという庶民一人一人から毎月少しずつ吸い上げてこの金額となりました
画面上でキラキラした物が映るというだけの物にこれだけの金額が集まったのです
ただ最近は、『ガチャ』という物に虚無感を感じ始めた人達が新たに目を付けたのが、ストリーマー(配信者)への投げ銭(スーパーチャット…スパチャ)になります
ストリーマーが配信をしているコメント欄に、目立つように色付きでコメント出来る機能ですね
色付きのコメントを残す為に数百円から数万円まで幅はありますがお金を掛けているのです
原理的には前述したガチャと同じく、中身の無いお金です
有名配信者ともなれば、年間約1億円ものスパチャが投げられている様です
グーグルに中抜きされ、事務所に中抜きはされているのでしょうが、視聴者の99%以上よりも多く稼いでいる人間にお金を挙げる行動は、私には全くもって理解不能です
しかも、上記の記事自体は『VTuber』と呼ばれる、顔も出していない人物に限定されているランキングに限っています
彼ら、彼女らを応援したい、というのであれば、ANYCOLOR(エニーカラー5032)か、COVER(カバー5253)の株式を購入するというのではダメなのでしょうか?
私個人としましては、YOUTUBERの事務所の大家であるUUUM(ウーム3990)の凋落振りを見るに、お金儲けの株式投資という面では優秀ではないと思うので購入はしませんが、贔屓のYOUTUBERが所属する事務所の株式を購入するというのでは、応援欲が満たされないのでしょうか?
年間約1億円を稼ぎ出す人間に対して応援欲・庇護欲が沸くのは人の情緒として少しズレて居るように思えてなりません
とは言っても、基本的に『応援する』という行為自体が、論理的には損をする行為であるというのは以前の記事にも書きました
で、あるならば、このお金はメンタル面から発生しているお金という事になります
私個人は、『株式投資に私情は禁物』と考え、インデックス投資を行っていますが、それは目的がお金儲けだからです
本記事で考えているのは、応援欲を満たすためのお金についてですから、メンタル的に「株式を購入する事が応援に繋がる」というマインドになればもっと株式市場にお金が流れる事になります
なので、金融業界的には、株式インフルエンサー的には、再度『株を買って応援』というスローガンの下、庶民のお金が株式市場に流れる様にイメージ戦略を図るのは有用なのではないか?と考えます
確かに、一回のガチャ、一回のスパチャは僅かなお金かもしれません
ですが、積もり積もったら物凄いお金になるのです
現在は1株投資も容易に出来ます
一回のガチャ、一回のスパチャを我慢して、贔屓のストリーマーが所属する事務所の株式を1株だけ買う
そんな風に持っていければ庶民の懐事情も、もっと健全になりえるのではないかと考えます
というお話でした