人は一般的に言われている程、自己管理が出来る人間ばかりではない

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『自己管理』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

自己管理能力は、幼少期の親からの教育と自身の素質に育まれる物であって、歳を重ねた後からでは身に着けようが無い能力である

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は自己管理能力についてです

自己管理…正直、この言葉は体制側が喜んで使いたがる言葉ではあります

「風邪を引いて学校や仕事を休むのは自己管理が出来ていない証拠だ」

という論法は誰もが聞いた事があるかと思います

ただ、これは詭弁であり体制側に都合が良いように解釈された言い草です

風邪を引きやすい人間も居れば引きにくい人間も居ます

引きやすいのであれば、普段から気を付けて生活をして風邪を引かない様に注意しろ、という主張です

ですが、実際問題、何も意識しなくとも風邪を全く引かない人間も居るし、万全の備えをして全てに於いて注意を払っている人でも風邪を引きやすい人は毎年風邪を引きます

それは人の免疫システムに違いがあるからであり、何をしようと風邪を引く人間というのは居ます

そんな人がはたして自己管理が出来ていないのかと言われればそんな訳はありません

ただの『風邪を引きやすい人である』という体質に他なりません

幸いにも私は、前述した『何の意識をしなくとも風邪を引かない体質』の人間ですので直近で風邪を引いた記憶がありません

少なくとも十数年は風邪を引いていません

では自己管理とは何か?

学校の夏休みの宿題を例に出すと分かりやすいかと思います

夏休みとは7月の後半から8月いっぱいの約40日間の大型の休み期間であり、その間に膨大な宿題を出されます

普通に考えれば、宿題の量を40分割して毎日40分の1ずつやれば宿題は終わります

ただ、多くの人は最初の方にまとめて宿題を終わらせたり、逆に最後の方にひいこら泣きながら終わらせたりします

酷い人になると、夏休み中に終わらなかったり、そもそも宿題をやらなかったりもします

つまり、自己管理が出来る人というのは、最初に挙げた『毎日40分の1ずつ宿題を終わらせる人』です

毎日宿題をするという事は、体調の悪い日もあるし、やる気が出ない日もあるし、何か他の事に忙しい日もあるでしょうが、そんな中でもルールに基づいて行動が出来る人という事です

最も、宿題を終わらせるというミッションに於いては、夏休みの最初にまとめて終わらせてようが、最後に泣きながら終わらせようが結果は変わりません

この辺は以前の遅刻に関する記事と似た感じですね

melloblog.hatenadiary.com

結局は夏休み中に宿題を終わらせるというミッションはクリアしている訳ですので特に問題は無いのです

宿題を出す教師側は、夏休みという長期休暇の間に学校での学習内容が頭から抜け落ちないようにと、毎日学問に触れる事を望んで膨大な量の宿題を出すわけですが、自己管理ができない人は毎日宿題をする事が出来ません

ですが、せめてもの誠意として期限内に宿題を終わらせるという形で誠実に対応しているのです

期限内に宿題を終わらせた=自己管理が出来ている

という訳ではないのです

そもそも、自己管理能力というのは社会に於いて絶対に必要な能力という訳ではありません

社会に必要な能力はむしろ、効率的に宿題を終わらせる方の能力であり、毎日40分の1ずつ宿題をしたかどうかは大した問題ではありません

自己管理能力というのは、道徳の様な物で、幼少期の親からの教育や本人の素質に依る、ただの能力です

特別視する必要はありません

というお話でした