初めまして
melloと申します
今回のテーマは『広告ブロック』です
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
巨大資本に買われるというのはそういう事です
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回は広告ブロックについてです
以前に何度か記事にしていますが、私はYOUTUBEを見る際は広告を視聴しています
その際、広告にストレスを感じる様であれば課金するのではなく、YOUTUBEの視聴自体を辞めるべきというお話をしました
それに付随して、広告ブロックという物があります
私は、広告ブロックという存在は知っていますが、導入する気はありません
広告ビジネスであるYOUTUBEの広告をブロックする事はフリーライダーになる事と考えるからです
YOUTUBEというプラットフォームは2005年に設立され、2006年にはGoogleに買収されています
米国のIT企業というのは大抵は、最初は採算度外視に『面白い』を追求し、顧客が集まった所で広告ビジネスにシフトするものです
最初期を支えた顧客からしたら自分の場所を巨大資本に踏み荒らされた後、札束でブッ叩かれる感覚ですね
ビジネスで考えたら当たり前のことです
YOUTUBEというプラットフォームを維持するだけでも(サーバー回線コスト)、月に100万ドルかかっていたという話ですから、いつまでも無報酬では居られません
こうして、すぐに『趣味』の場から『ビジネス』の場へ移行した訳ですが、それではクリエイターが増えませんから、クリエイターへ利益を分配するシステムである広告分配のシステムが出来上がって行った訳ですね
まとめると、YOUTUBEというサイトはそもそも広告ありきで存在しているサイトであり、広告を敵視するのであれば利用する資格はないという事になります
なので以前から言っていますように、広告にストレスを感じるのであれば離れるべきなのです
決して広告ブロックの様なアングラな技術に頼る事は良い事とは言えません
ところで、巨大市場である欧州に於いては、YOUTUBEにおける広告ブロックや追跡型広告は違法なのではないかという訴えが広く一般的です
個人が何に興味を持ち、購買意欲があるのかなどは個人情報であり、企業が勝手に得て良い情報ではないという建付けですね
なるほど確かに、我々一般利用者は基本的に自分で欲しい物は自分で調べたいものです
そこに集中的に広告を打てるという事はすなわち個人情報を勝手に盗まれている事と同義です
人権意識の高い欧州らしい考え方です
また、EUというのは名前の通り、『欧州連合』ですから傍目で見れば一つ一つの国ではなく、アメリカの様に小さな国の集合体として大きな一つの国家であると言えます
人口も領土も加盟国の全てを纏めて考えられます
そんな多数の国の集まりと、日本という一つの国では比較するまでもなく大差です
なのであれほど日本国内で不評であったappleのライトニング端子も、EUでは売れなくなるという理由で簡単に廃止になる訳です
話を戻します
つまり、YOUTUBE視聴者がYOUTUBEの広告に文句を言うというのは、即ちビジネスモデルの否定に他なりません
なので、どうしてもYOUTUBEが視聴したいのならば広告は許容するべきであって、それでも広告が我慢ならないのならばサブスクリプションサービスに加入すべきなのです(私はYOUTUBEに割く時間を削る事を勧めますが)
決して広告ブロックというフリーライダーになってはなりません
巨大資本に札束で叩かれるというのはそういう事です
社会には無料の物なんて存在しません
ぱっと見で無料に見えても、広告ビジネスであったり、誰かを搾取して出来ている物です
我々一般消費者は必要な物に対して正当な報酬を支払って正しく利用する義務があります
正当な報酬を支払わずに必要な物を得ようというのは、従業員を使い潰すブラック企業と変わりがありません
広告ビジネスに於いては、一見して消費者が報酬を支払っているように思えないから損をする事に敏感になります
以前まで無料だった物にお金を支払う事に抵抗があるというのは誰もが思う事です
ただしここで思い出すべきなのは、以前までの無料が実は誰かを泣かしている事に繋がっていたのではないかという事です
我々現代人が綺麗な舗装道路を歩いたり自動車等で走れるのは先人たちが収めた税金で道路工事をしてくれたおかげです(政府は無駄に何度も掘り起こしては舗装しを繰り返していますが)
なので、Googleが「広告を見てくれないとビジネスモデルが破綻する」と主張するのであれば、許容するか「今までありがとう」と感謝こそすれ、「守銭奴」とか「囲い込みビジネスだ」と非難される謂れは無いのです
というお話でした