ヴィーガン的思想に二元論は危険である

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『ヴィーガンについて』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

ヴィーガンの人は『ヴィーガン指数』なるものを普及させるべき

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はヴィーガンについてです

以前の記事で少し触れましたヴィーガンです

melloblog.hatenadiary.com

ヴィーガンについて少し調べるとすぐに「ヴィーガン 失敗」とか「ヴィーガン 迷惑」などの負のイメージの検索ワードが出てきます

これは、ヴィーガンの厳格性に由来していると思います

世界で発表されている『ヴィーガンが人にも地球にも動物にも優しい生き方』なのであれば、人生の一部であってもヴィーガンになる事は良い事と言えます

しかし、検索してみると分かりますが、その厳格性から躊躇したり、辞めてしまう人が大勢居ます

これはヴィーガン側から見ると悲しい事です

私も、ヴィーガンの考え方に同調する者として、人に勧めたりし辛い現状がありますし、私自身の生活に於いてもストレスを感じるのであればやりたくありません

そこで私が提唱したいのが『ヴィーガン指数』という物を基準に考える事です

これは即ち、完全なヴィーガン生活を送っている人を上限の100として考え、動物性食品や動物性の製品を購入したらマイナスするという物です

例えば、毎日飲んでいるコーヒーに週に1回だけ豆乳を入れて飲むと指数を1にするという考え方です

翌日、コーヒーに牛乳を入れてしまうと0になる訳ですが、それでも重ねてヴィーガン的行動を行えば100に近づけます

これを繰り返していたら、牛乳を買う回数や量が少しずつ減っていきます

これこそヴィーガンの人が望む方向性と考えます

世に言う『過激派ヴィーガン』というのは、おそらく多くのヴィーガンの人にとっても迷惑なものです

過激派ヴィーガンがスーパーの床に牛乳を撒き散らすという事件がありました

これは何の意味もありません

むしろ牛乳の消費量が上がる事に伴い生産量も上がってしまいます

あのニュースを受けて『よし。自分もヴィーガンになるぞ』と思った人は一人も居ないと思われます

つまり、ヴィーガン人口を増やしもせずに、憎むべき工業式畜産業の仕事を増やしている事になります

善良なヴィーガンからしたら、妨害工作以外の何者でもありません

 

それから、『ヴィーガンになります』と宣言した人がその後に、動物性食品を採っていたというのを叩くのもどうかと思います

禁煙を宣言した人がその後に煙草を吸ってしまうのと同じで、そうする事によって多大なストレスを抱えるのであればやるべきでは無いのです

人には向き不向きがあります

地球環境・動物愛護・健康を一人の人間に押し付けるべきではないのです

ヴィーガンを途中で辞めてしまったにしても、生涯を通してヴィーガン指数20なのであれば、(ヴィーガン側から見れば)全くの非ヴィーガンよりもありがたい事なのですから

それから、ヴィーガンの思想を知った上でその思想に賛同出来ない人に対して攻撃するのもおかしな話です

ヴィーガンの人から見て、ヴィーガンの思想を理解した上でヴィーガン生活をしない人間を悪と考えるのは余りに幼稚です

全ての人を自分の味方か敵かという目で見るのを二元論と言います

二元論の考え方は、『選択肢は二つしかない』という考えです

実際はその間に無数の意見が存在していて、人それぞれの考え方があります

他人がどんな考え方をして生活しようが、変えさせる権利などありません

なので、本来は自分一人で勝手にやっておいて、身の回りの人が興味を持ってくれたら説明してあげる、くらいの広がり方で良いのです

過激派ヴィーガンの行いは、まさに二元論です

ほんの少しでも動物性食品を口にしたら即敵認定ですから

これではヴィーガンに興味を持ってくれる人も減ります

ほんの一週間だけ、一か月だけ、一年だけ、或いは、週に一日だけ、月に一日だけ

そんなちょっとだけ試してみるという人達までも敵認定してはいけないのです

ヴィーガン指数の話で言うと、100に近い人が5や10の人に対してマウントを取るような事も人を遠ざける原因です

これを積み上げ式の数値にすると、5万とか20万とかの『この人には一生追いつけない感』を出してしまう事に繋がるのです

そうではなく、指数を上げようとしている人は皆仲間であるという意識でなければなりません

そして、上げようとしない人に対しても悪意ある態度を取ってはなりません

それは二元論に繋がります

こうして、少しづつでも市民権を得れれば肩身を狭い思いをしてヴィーガンへのチャレンジをする事がなくなります

私としては、やってみて合わなければ辞めても良いと思っているのでこのくらいフランクに挑戦できる世界であれば良いなと思います

というお話でした