お見合い文化の衰退について

初めまして

melloと申します

 

今回はお見合いについてです

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

人を見る目が無い以上、お見合い結婚は悪い物ではない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回のテーマはお見合いです

お見合いという文化は最近めっきり聞かなくなりました

そもそもお見合いという文化も、明治から昭和という短い間に流行った風習ではありますので、流行り廃りで消えていくのも仕方がないのかもしれません(起源は鎌倉時代とも言われますが、基本は武士などの上流階級の人たちの結婚の事でしょう)

昭和~平成にかけてのテレビドラマでも自由恋愛至上主義と言わんばかりにトレンディドラマばかりが有名になっていきました

顔の良し悪しで選ばれた綺麗な俳優と女優が出会って好きだの嫌いだのを右往左往して最終的にくっ付くというだけの中身のまるで無いドラマが量産された時期でもあります

 

上記の文章からも読み取れる通り、私は恋愛という物にそれほど人生の比重をおいておりません

それは私が非モテのおじさんだからなのかもしれませんし、学生時代にイジメを受けていた私と好き合いたいという女性と出会えなかったからなのかもしれません

 

melloblog.hatenadiary.com

そんな私の観点で書きますので、偏見たっぷりの考え方ではありますのでご了承ください

 

さて、割合から見てみましょう

調査の取り始めが一番高く、最近が一番低いというグラフですが

1935年より以前のデータがありません

なので、これよりさらに昔は、さらにお見合い結婚の数が多かったかどうかは不明です

ただ、お見合い結婚と恋愛結婚の数が半々になったのは約50年前というのは事実の様です

 

では、お見合いのメリットとデメリットを見てみましょう

メリット

・最初から結婚を前提に顔見せを行うので、結婚までの流れがスムーズ

・相手の人物評価を自分一人で決めなくて良く、仲人などの第三者と一緒に評価できる

 

デメリット

・恋愛の楽しみの減少

・余計な出費が嵩む

 

くらいでしょうか

完全な自己管理が出来て、判断を一度も間違えなくて、金銭的に一円も損をしたくない

という人には恋愛結婚の方が向いているのかも知れません

ただ、基本的に人は、完全な自己管理は出来ないし、判断はしょっちゅう間違うし、浪費をしたがるものです

あまり多くの人に勧められる方法では無いと思います

私は基本的には、人と人は完全には分かり合えないというスタンスですので余計にそう思ってしまうのかもしれません

 

melloblog.hatenadiary.com

特に、結婚相手への評価という部分に関してはかなり大きな比重がかかっていると思います

上記の様なトレンディドラマばかりを見て、大恋愛結婚に憧れた人が親の場合は、加齢と共に理想の結婚生活から遠ざかって行くのを忸怩たる思いで過ごしている事でしょう

その思いは子供にも伝染し、より相手を間違えてはいけないというプレッシャーから表面上のスペックを追い求めてしまう事に繋がります

我々、男側は「女は男を見る目が無い」と考えていますし

女側は「男は女を見る目が無い」と考えています

調子の良い事ばかり言う軽いチャラ男を持て囃す女を見て「馬鹿だな」と思いますし

ぶりっこだったり八方美人である女を持て囃す男を見て「馬鹿だな」と思います

当然、そういうバイアスがかかる事の判断に自分一人だけで正解を導き出すのは正確性に欠きます

 

トレンディドラマにありがちなのが『若い女性に見合い話を引っ切り無しに持ってくるお節介な親戚のおばさん』というストーリーです

しかし、現実でも同性の友人に「誰か良い人を紹介して」と言います

お節介なおばさんと友人で何が違うのでしょうか?

客観的に考えれば、『おばさん』というだけあって年齢もずっと上な事が多いでしょうから、人を見る目という意味合いで言えば、おばさんの方が『良い人』を紹介できる可能性は高いはずです

 

離婚件数で言っても、恋愛結婚の数が多くなるに連れて増えています

離婚件数が増えた原因は他にも、女性の社会進出や価値観の変化などもありますが、結局結婚に失敗したという事実には変わりがありません(もっと自分に相応しい人が居るはずだと思い直したとか)

 

善意悪意の違いもあります

世話焼きでお節介なおばさんというのは基本的に甥っ子姪っ子に紹介するにあたって、本当に良い人だと思うから紹介しているというのに比べ

「良い人を紹介して」と言われた友人は、本当に良い人だと思って紹介してくれているのでしょうか?

友達の結婚式で「なんで私じゃなくて私より不細工でスタイルも悪くて頭も悪いあの子があんな素敵な人と結婚できるんだ」と嫉妬するというお話はよく聞きます

結婚をしたとしても、家のお隣さんの旦那さんとの年収や会社や役職マウントが始まります

友人間での彼氏・旦那マウントが存在する中で、本当に貴方にとって良い人を紹介してくれる保証はどこにあるのでしょう?

むしろ、貴方は友人と思っていても相手には嫌われていて、最低な人を紹介された時にまかり間違って結婚してしまったら最悪です

 

人生の大半を一緒に過ごすという前提で選ぶ伴侶に対し、自分一人だけのチェックで決定するのか、貴方に対して好意的な(はずの)親戚のおばさんと貴方のダブルチェックで確かめるのかで、結婚の成功確率に大きな違いが出ると思われます

 

最後に精神的な話ですが最悪ダブルチェックをすり抜け、それほど良くない人と結婚したにしても、『おばさんの見る目が無かった』と責任転嫁する事も可能です

私的にはこれはかなり大きなことだと思います

おばさんの顔を立てて離婚を踏み留まっている内に、相手へ長く接しているという愛着から評価が『それほど良くない』から『悪くは無い』くらいまでは変わるかもしれません