どこにお金を払うべきか 番外編

初めまして

melloと申します

 

今回は昨日の記事の番外編ですが、投資の内容ではありません

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

個人個人が何にお金を支払うかで世界は変わる

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は購買が持つ力についてです

 

ここ数年、インターネットの発達もあり、或いは一部の迷惑な過激派などがニュース等にも取り上げられる事もあって知名度が上がっている『ヴィーガン』という生き方をご存じでしょうか?

端的に言いますと、動物を搾取することなく生きる

という事に尽きます

食事としては牛・豚・鶏の肉を食べないのは当然として、魚・卵・牛乳なども口にしません

衣服も革製品の洋服や靴、財布などを使わない様にしています

 

一般的な主張として、ヴィーガンは4つのメリットを挙げています

①健康的である

②地球環境への負担減

③精神衛生

④工業式畜産業の弊害

 

①はWHOの論文からヴィーガン食は妊婦や幼児などにも勧められる健康的な食生活であるとされています

また、WHOの附属機関である、IARC(国際がん研究機関)は加工肉(ハム・ソーセージベーコン等)に人に対して発がん性があるという研究結果を発表しました

ただ、これは加工肉を一切食べてはならないとするものではありません

他にも発がん性を有する食べ物はありますし、体質の問題もあります

あまり気にしすぎても良くないのかもしれません

 

②はそもそも人間が生きる以上避けられない問題です

よく農業は環境に良いと言いますがそれは嘘です

考えてみれば当たり前ですが、農業とは自然の土地を人間の都合の良い様に作物が取れる土地にするという行為です

当然、山は開墾され、川の水は強制的に方向を変えられます

そうして作物が、より多くより取りやすく、生産できる土地へと変わっていく事になります

しかし、それ以上に環境に負荷がかかるのが畜産業です

有名な話ですが、牛のゲップには多くのメタンガスが内包しており、それが大気汚染を引き起こします

また、水不足の問題も促進しています

 

上記画像の様に、農業に於ける作物を生産するのに必要な水と畜産業に於ける食肉を生産するのにかかる水は桁違いです

農作物だけを生産して、地球に於ける資産である水を集中すれば、容易に食料問題も解決できます

 

③はかなりメンタル的というかスピリチュアル的な話です

ヴィーガンを語る上で避けて通れないのですが、動物の屠殺映像というのを見たことがあるでしょうか?

畜産業を営むのも営利企業です

屠殺に於いて、経済的な方法と道徳的な方法であれば、営利企業なので当然経済的な方法を取ります

動物達は殺される瞬間、苦痛や恐怖と共に、人間に対し憎悪を抱く事でしょう

我々が口にする肉や魚というのは死の瞬間まで人間を恨み憎しみといった負の感情を持っているでしょう

そんなものを口にして精神的に健康で居られるでしょうか?

 

④は上記の①②③全てに関わってくるので省いても良いのですが、一応上げます

畜産業は、放牧畜産と工業式畜産とに分かれます

基本的に畜産業に関りが無い人が、畜産業に抱くイメージは放牧畜産でしょう

北海道の様な大きな土地に人の往来がある場所だけ柵を設けて、あとは草地の牧草を食べさせて飼育することですね

反対に工業式畜産は、方向転換すら出来ないサイズの柵を設けて、運動もさせずひたすら高カロリー・高栄養な食事を食べさせて飼育する事です(運動をさせると肉にサシと呼ばれる筋が出来て美味しくなくなるとされています)

土地の有効活用や、高額で売れる肉にする為の、経済的な判断と言えます

もしくは、タコ部屋の様に1区画に多数の家畜を押し込み、機械的に1区画毎に餌を撒く様に設定されていれば人の手も要りません

しかし、動物同士の距離があまりに近いため、馬乗りになったり踏み付けたりして不幸にも死んでしまっていても放置する事になります

そうなれば、家畜達は殺してしまった他の家畜がゴロゴロしていたり、自分たちの糞尿の上で生活したりしなくてはならなくなります

そんな極悪劣悪な環境に居れば、当然病気の発生確率も上がります

病気が発病したのなら、動物同士の距離が近い環境ですので当然集団感染します

集団感染した家畜の肉を食べて食中毒も度々起きていますね

有名なO157などもこれらが原因です

2000年代初頭、アメリカ産の牛肉に問題があり、社会現象となった「BSE問題」もありましたね

人に感染した場合は、クロイツフェルトヤコブ病と呼ばれたりもしました

経済的合理性だけを突き詰めた結果であることは明白です

 

melloblog.hatenadiary.com

 

melloblog.hatenadiary.com

 

さて、とは言っても我々一般消費者は完全に被害者です

何が出来る訳でもありません

 

という事で、ヴィーガンの主張に戻ります

ここで、我々が出来る事、それは工業式畜産業に依って生産された製品を買わない

という事です

工業式畜産業を行っているのも営利企業です

儲からないとなればそれほど大々的な工業式畜産業も行われなくなるはずだと信じて、自分個人で不買運動をしているに過ぎません

おそらく、多くのヴィーガンを専行する人達は、他人に対して強硬的な手段は取らない人達だと思います

一部の過激派の人達が、多くの問題を引き起こしているのです

ヴィーガン全体の印象が悪くなるという事には鈍感な人が暴れているせいで、穏やかな性格のヴィーガンの人まで叩かれるのは非常に迷惑です

自分個人の不買運動までに押し留めておくべきですし、また、営利企業としてもそれが一番の痛手のはずです

そうする事で、より良い商品が世界を変えるのです