役に立つ人と役に立つ物は違う

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『役に立つ』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

物は人の役に立ってこそ意味が有るが、人は絶対に人の役に立たなくてはならない訳ではない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は人の役に立つというお話です

人の文明は目覚ましい早さ進化しています

人類の歴史は、約3万5千年前に磨製石器が生まれる事から始まります(打製石器は人類以外も作る事がある)

そこから現代に至るまで、人類はありとあらゆる道具を作り出してきました

100年単位で1000年単位で変化の無い時代もあったでしょう

もしかすると1万年単位で変化の無いタイミングもあったかもしれません

そんな中、ここ数十年~数百年は正しく激動の時代です

特に顕著なのがハイテク関係ですね

2~3年前に最新鋭最高性能であったパソコンが、今ではミドルスペック扱いというのは良くある話です

それだけ進化が著しいという事ですね

自動車の歴史に於いても、誕生は1769年…今から254年前ですね

つまり自動車も誕生から300年足らずの技術という事です

もちろん、馬車や人力車はそれより以前から存在していますが…

とにかく、現代人の身の回りにある『物』はほぼ全てが、ここ数年或いは数十年程度の歴史しか無い物であります

これは、言い換えると、人類に必要の無い物は悉く取り除かれたという事です

つまり、『物は人の役に立たない限り存続が保証されない』という事になります

もっと言うと『物は人にとって最も役に立つ物でなければ意味が無い』という事です

今現在人の役に立てて居たとしても、その物よりもさらに役に立つ物が現れた時に淘汰されてしまうからです

同じ事が『役に立つ人』にも言えます

人の役に立てる人というのは、それだけで人の幸福に資する事に繋がる為、重宝がられます

現代風に言うと『仕事が出来る人』という事ですね

会社に対して10の仕事量をこなせる人と、3の仕事量しかこなせない人であれば、間違いなく前者の方が役に立つ人であると言えます

ただ、この『役に立つ人』というのは誰目線でしょうか?

それは会社の経営陣です

日本の社会に於いては、上記の様に3倍以上の仕事量の違いがあったとしても給料は3倍にはならないです

せいぜいが1.5倍程度でしょう

www.tokyo-np.co.jp

こんな風に経費を700分の1以上に圧縮した人間が差額分を給料で得ていると思いますか?

このニュースは都営地下鉄の話なので、基本的には都民の税金を使う予定だったものですが、この分の減税はなされないでしょう

結局はこのアイディアを発案した都営職員は何ら利することは無いのです

せいぜいが都知事表彰だの区長表彰だので迷惑な花束が贈られる程度です

 

であるならば、日本社会に於いて『役に立つ人』になるメリットはありません

私はビジネスに於いてフリーライドは許されるべきではないという考えです

melloblog.hatenadiary.com

なので、会社が社員をクビに出来ないという事を楯に出来るだけ仕事をサボるべきだという主張をする訳ではありません

ただし、賃金に見合わない重労働や長時間労働に付き合う必要はないと考えます

その先に得られるのは、経営陣にとって都合の良い『役に立つ人』になれるかもしれないという事だけだからです

 

物は人の役に立ってこそ意味があり、存続を許されるものですが

人は人の役に立たなくとも、意味もあるし存続が許されるべきなのです

というお話でした