勝つは偶然負けるは必然

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『負けた時ほど学びがある』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

反省こそが、人類最強の武器である

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は反省についてです

人間には、何か物事に失敗した時に反省をするという能力があります

特に顕著で分かりやすいのが、対戦ゲームで負けた時でしょうか

将棋で棋譜検討をする際、敗着というのを探します

敗着とは「この手が原因で負けた一手」という意味合いです

将棋は麻雀と違い、運も関係なければ対戦相手が一人であり、変数は限られています

だからこそ、敗着を見つける事が重要になります

次回、同じ場面になった時に同じ轍を踏まない為に棋譜検討はなされます

尤も、プロ棋士ともなれば、莫大な数の棋譜の検討から導き出された敗着を膨大な数覚えて居て、全く未知の場面に於いても「何となく悪い気がする」という大局観を身に着けている事が多いのも事実です

今現在は将棋ソフトが正義であり、ソフトの答えが全てかの様に思われる時代ではありますが、一昔前は違っていました

同じ場面でも、Aというプロ棋士は敗着と言い、Bというプロ棋士は正着だと言う様な事は容易に存在していて、どちらの棋士が言っている事が正しいのかどうかは、何度も同じ局面からの成績でしか判断できませんでした

結局、信じられるのは自分の感性という場面が多数存在しておりました

将棋ほど、運も関与せず、変数も一定(その変数が膨大ではありますが)のゲームに於いて、何度も何度も反省と改善を繰り返されてきた競技は珍しいと思われます

同様のゲームにチェス(将棋よりも変数は少ない)と囲碁(将棋より変数が多い)もあります

それら全てに共通する事があります

それは『反省無くして成長無し』という事です

何も反省しない人は、そのゲームに於いて物凄い才能があったとしても、いつかは研究されて負けます

逆に言えば、勝っている間は自分のミスに気付くのは難しいのです

対戦ゲームで「ゲームに飽きる」のは、自分が成長している実感が無いから、と言われます

成長する為に何をしたら良いのか分からない

という状態こそが最も飽きる原因なのです

将棋や囲碁の様に、成長の為に出来る事がハッキリしているゲームは飽きる事がありません(勉強が苦痛で辞めてしまう人は居ますが)

一方、ゲームとして成立しているか怪しいテレビゲームなどは「成長の為に何をしたら良いのか分からない」という状態は往夫にしてあります

また、ゲームの提供側としても、ずっと同じゲームをされているよりも、次から次へと新しいゲームに移り変わってくれる顧客の方が、売り上げ的にも有難い事も事実です

ゲームに負けた時に「次は負けない様に、こうしよう」という感想が持てないゲームは早晩飽きてしまいます

どうせなら一生付き合えるゲームを楽しみましょう

というお話でした