人生にはトリアージが肝要

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『人生のトリアージ』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

人生僅か50年、から人生100年時代に移行したとはいえ、人の一生に出来る事は高が知れている

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は人生のトリアージについてです

トリアージ(選別)というのは医療用語で、戦争地帯に於ける医療では、満足な医療道具の数が足りないという事は良くある事です

満身創痍の人間一人を救う為にかかる医療道具が、軽症な人間を十人救える分の医療道具である場合は、満身創痍な一人を見捨てて十人を救う事を優先する

そういった判断を医療現場ではトリアージと言います

瀕死の怪我を負った負傷兵を可哀そうに思って医療道具を湯水の様に使った後に、医療道具があれば救えた重傷者が運ばれてきた場合、正しい判断が出来なかった為に本来救えた命が亡くなる事があります

だからこそ、戦争地帯に於ける医療従事者はそのトリアージの能力が求められます

 

話を元に戻します

我々、日本に住む一般人に関しても、人生に於いてトリアージは必要なのではないか?というお話です

今現代、日本人(特に平均寿命の長い)女性の平均寿命は約86歳との事です

www.mhlw.go.jp

人生100年時代と言われる昨今に於いても、平均寿命ですら100年に満たないのです

戦国時代の織田信長の辞世の句である『人生50年』と言っていた時代に比べて長くはなっているにしても、人類史にしても本当に極僅かな時間と言って良いでしょう

そんな僅かな期間では、自分が本来やりたいと思う事の一つか二つかくらいしか人生で達成する事は出来ません

『富士山に登ってみたい』『スカイジャンピングをしてみたい』

そんな短期的な経験がしたいという事であれば、100や200くらい叶える事は容易いかと思います

ただし、その道を極めたいと考える場合、人生というのは本当に短いのです

将棋で言うと、現在、藤井聡太八冠に敵うプロ棋士は居ません

言ってみれば藤井聡太八冠は『将棋を終わらせた(極めた)』と言っても良いのかもしれません

ですが、将棋の長い歴史の中で平安時代から何十万何百万何千万人という人達が将棋を極めんと研鑽を積んだ後の一人の道を終わらせた人物が藤井聡太八冠という事になります

つまり、今まで将棋を極めんと人生を将棋に捧げた多くの人物達は、人生全てをかけても極める事が出来ず、後世の後輩達に託し続けて来たという事です

道を極めるというのはそれほど困難であるという事です

『あれもしたいこれもしたい』という考えでは、道を極める事は不可能なのです

人の一生に出来る事は、人生をかけて道を探求して僅かに発展した道を後輩達に譲る程度の事です(これもまた素晴らしい事です)

人生のトリアージが如何に肝要であるか、お分かり頂けたでしょうか?

というお話でした