ホームスクール制度の有用性について

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『ホームスクール制度』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

ホームスクールはどう考えても非効率的ではあるが、現代人にとって希薄化しつつある家族との繋がりを感じられるのは間違い無い

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はホームスクール制度についてです

ホームスクールとは、子供が学校で勉学を学ぶのではなく、家族(両親や祖父母)が子供に基本的な教育を施す事です

日本に於いてこの制度は憲法の『教育の義務』により禁止されております

国民に対しては学校にて普通教育を受けさせる義務がありますし、市町村に対しては子供が教育を受ける場、つまり学校を設置する義務があります

教育の義務のメリットは、子供たちに平準化した教育を大量に効率的に施す事が出来るという点に尽きます

逆にホームスクール制度のメリットは

・毎日家族(両親や祖父母)が子供と直に接する事により否が応にも家族の仲が深まる

・各家庭によって必要な、或いは必要な教育を施す事が出来る

という二点にあります

以前、アーミッシュという生活について記事にしました

melloblog.hatenadiary.com

彼らの生活には学校も学校教育も存在しています

ただし、彼らの生活にとって不要である化学や理科を教えない様に、その後の生活に必要な子供への教育というのは場所やコミュニティにとってまちまちです

また、彼らはコミュニティ自体を『大きな家族』と捉えている節があります

だからこそ、隣家の子供が怪我をした時にコミュニティ全体でお金を出し合って医療を受けさせたりもするのです

 

話を戻しまして、ホームスクール制度というのは所謂『新興国』では当たり前でもあります(そもそも教育の概念が無い場所もありますが)それは、学校を設置する資金も無く、子供に普遍的な教育を施す事が出来る教員も存在しないからです

だから当然、社会や理科という教科よりも、生活に直結する語学や数学を重要視しますし、なにより仕事の仕方を教える事を最重要視します

そして何より、子供に教育の成果が出た場合は家族としては例外無く喜んで貰える環境でもあります

現代社会に於いて、子供が古文のテストの結果が良かったというのは殆ど役に立ちません

受験に於いても古文は点数配分が少ない(文系であっても)事はざらですし、その後社会人になった時に一回でも使う事の無い教科でもあります、なによりそもそも家族(両親や祖父母)も大して重要視していませんし理解もしていません

子供がそんな教科を頑張って勉強して良い点を取ったからと言って、家族は喜べるでしょうか?

 

その後の生活に必要な事を教えるという一点に於いては間違い無くホームスクール制度の方が効率的ではあります

ただし、家族の能力に依存する点を考えれば、子供達に受けさせる教育は専門家である教員に任せた方が、大量の子供達に平準化した教育を受けさせられます

 

昨今の学校事情を鑑みるに、多くの子供達が『イジメ』の被害に合い、心に傷を負ったり、最悪の場合は自ら死を選ぶ子供も居ます

ホームスクールであれば、大前提として愛する家族に接する訳ですからイジメが発生する事はありません

社会問題であるイジメという点を考えてもホームスクール制度の有用であると思われます

 

国としての運営を考えた場合、あまねく国民達に平等に教育を受けさせるという事に関しては、学校教育というのは都合が良いかもしれません

ですが、ホームスクールはどう考えても非効率的ではあるが、現代人にとって希薄化しつつある家族との繋がりを感じられるのは間違い無いのです

というお話でした