多くの人がネットに触れる社会になった事で確実にネットはつまらなくなった

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『サブカルチャー』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

サブカルチャーに皆が集まるようになったのなら、それはもはやサブではない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はサブカル文化についてです

サブカルチャーとは、読んで字の如く、サブ(主流ではない)カルチャー(文化)であり、ニッチな趣味の人物達の文化です

古くは鉄道趣味、コンピューター趣味、無線趣味、アニメ趣味、といった、『電車男』の世界観で登場した人々の文化でした

ですが、iPhoneの登場や流行に伴って、インターネットという物が広く国民に認知され、また、多く利用される事となった昨今、こういったニッチな趣味という物がむしろ国民の主流たる趣味・文化へと変化してきました

東京ビックサイトで毎年2回行われているコミックマーケット、通称コミケも以前はそれこそ、ニッチなオタクの集会的側面がありましたが、オタク文化が広く国民に認知されるにつれ、マスコミ等でも盛んに報道がなされたりして、一大文化として開花した歴史があります

 

お笑い芸人などにも見受けられる『身内ウケするネタ』というのは、本来、身内であるのならば面白く感じるものです

ですが、身内でない物からすると物凄くつまらないものです

対象を絞れば絞るほど、その対象者からは莫大な評価を得られますが、非対象者からは何の評価も得られません

逆に、対象を広げれば広げるほど、その評価は平均的となっていき、人によって評価が変わるという度合いは薄まります

文化としては、多くの人間に認知される事というのはつまり多くのお金が流れるという事ですから、文化が開花したと取れます

ただ、多くの人を内包するという事はつまり、粗悪な人をも内包する確率が高まるという事にも繋がります

サークルクラッシャーという言葉があります

10人程度の規模間でニッチなオタク趣味のサークルを楽しんでいる集団に、一人若くて可愛い女の子がサークルに入会する事で、サークル間でその女の子とどうにかなりたいとワンチャンを狙う様になって、次第にサークル間の交流が乱れ崩壊する事を指します

若くて可愛い女の子が入会さえしなければ、その後も細々とサークルが運営出来ていたかもしれないけれど、女の子が入会した事によりサークルが崩壊した

だから『サークルクラッシャー』と呼ばれます

サークルクラッシャーの目的は注目を浴びる事に尽きます

「女性に免疫の無い男達の集団に自分が入ったらきっと皆自分に注目する」

そんな魂胆があります

そしてこれは、別に女性に限った事ではありません

男性であっても方法は違えど注目を浴びたいと考え、行動する事に違いはありません

インターネット掲示板の文化にしても

どうせ釣りだろ?と斜に構えて「利口で慧眼な自分は騙されないよ」と自分を誇示する人がそれに当たります

楽しいお祭りに「こんな無駄金を使うイベントに参加するなんて馬鹿」と言いに来る人と同じですね

サブカルチャーメインカルチャーへと移行する過程に於いて、こういったサークルクラッシャーの様な手合いは無数に出て来ます

それは、文化を愛するよりも自分本位の人間をも内包する事だからです

サブカルチャーに皆が集まるようになったのなら、それはもはやサブではないのです

古くからその文化の住人にとっては、身内ネタではなく、どんな人にでもウケるネタばかりになって、確実につまらなくなった事でしょう

というお話でした