FIREとは特別に新しい概念という訳ではない

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『FIREという呼び名』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

名称ロンダリングの様な物であり、古代から存在している生き方である

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はFIREという名称についてです

FIREとは、『Financial Independence, Retire Early』の略称です

意味合いとしては嚙み砕いて要約すると

『定職からの給料に依存しないで生活をする』

という事になります

厳密な意味合いとは少し齟齬があるとは思いますが、私なりの解釈で言えばそういう事になります

企業に勤めて、そこから得る給料で日々の生活費を賄う

これが現代の大多数の人が行っている事です

よく勘違いされるのが、『仕事をしているのはFIREに当たらない』とか『楽な仕事だから実質FIREしている』などという主張です

基本的に社会人というのは、生活費を人質に取られて嫌々定職に就いているものです

『この仕事がしたくてしている』とか『仕事が楽しい』などというのは少数派に過ぎません

その人質に取られている生活費が労働外から得られるのであれば、普通は職には就きません

この状態をFIREと言います

そのままダラダラと漫然と『不安だから』と職場に居続ける人はいるのでしょうが、基本的には退職するでしょう

で、退職した後に自分の時間の使い方が分からない人が『FIRE卒業』などと耳障りの良い言葉を言い訳にして定職に戻るのです

人間は本来、無職で居るべきなのです

そしてその有り余る時間を使って、自分の幸福を追求するべきなのです

melloblog.hatenadiary.com

ですが、結局、現代の日本は核家族化の影響もあり、現代人はプライベートがあまりに寂しいので、何らかの社会貢献を望みます

自分は世界の…日本の…社会の役に立っているんだ、という実感が欲しくなります

 

ところで、私は基本的に『FIRE』や『セミリタイア』などという横文字が、あまり気に食いません

マスメディアなどが、FIREやセミリタイアなどというキラキラした横文字を有り難がって使っているが、元々の日本語にこの状況を表している言葉なんかは普通に存在しているのです

隠居や隠者などがその例です

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

マスメディアというのは基本的に後追いの業界ですから、発端は別にありますし

日本においてはインフルエンサーが火付け役でしょう

そういった『流行を作る事でお金を稼ぐ人』が生み出した言葉を有難がって使うのは自分の中で鼻につきます

温故知新…新しい発見をしたかったら大抵の事は昔を調べれば大体似たような事例があるものです

FIREだのセミリタイアだの、さも新しい生き方だ、新しい発見だ、などと言いつつもその実態は昔の生き方の名称ロンダリングの様な物であり、古代から存在している生き方なのです

というお話でした