好きだった昔の作品をリメイクしたがる風潮

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『リメイク』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

懐古厨としては辞めて欲しいが、権利者や関係者としてのお金に換えたいという気持ちは分からないでもない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はリメイクについてです

昨今の映像作品はリメイク物が数多く存在しています

リメイクとは、昔の作品に現代の技術を持って作り直す事です

白黒映画を現代のカラー映画に撮影し直したりする事も指します

似た言葉に、リマスターというのもあります

こちらは、内容には手を付けずに品質を向上しただけの物を指します

そして最後にリバイバルというのが、オリジナルをそのまま行う事です

簡単に言うと

リメイク→作り直す

リマスター→綺麗に映す

リバイバル→そのまま

となります

私は懐古厨ですので、基本的にはリメイクは反対派です

私の好きな作品に、大した思い入れの無い様な人間達がお金欲しさに作品タイトルの看板だけ借りて金儲けがしたいだけに思えるからです

ただ、業界のこの流れは、我々の様な視聴者にも一端の責任がある事を自覚しています

歴史の中で膨大な数の物語が生み出され、作品として上映されていきました

私の様な懐古厨であれば「この表現は○○のパクリ」とすぐに発言してしまいがちです

確かに歴史を見れば、どちらの作品の方が昔に世に出たかというのは分かります

ただ、後年の作品を制作者が、意図して盗作したのかどうかというのは究極的には本人にしか分からない…いや、本人にも分からないかも知れません

幼少の頃に見た作品からインスピレーションを受けたのかもしれませんし、それを証明する事は不可能だからです

また、時代が悪い事に現代というのは、個人が全世界に向けて自分の言葉を発信できる環境です

インターネットを介して、「この作品はパクリだ」と喧伝された作品関係者に、今後スポンサーが付き辛くなるのは想像に難くありません

であるならば、そういった批判を躱すために、リメイク作品と銘打ってしまえばパクリという指摘は的を射ません

ですが、今度は私の様な懐古厨に「あのシーンはこの作品に於いて重要なシーンなのにカットするなんて製作者は分かっていない」と批判されます

つまり、どうしたって批判は避けられないのです

であれば、全く新しい作品を0から作るというリスクを背負いこむよりも、元からある程度のファンが居る金看板を利用して最初からある程度の利益を確保して作品作りをする方が、制作側としては安心できます

そして、さらに保険として有名俳優・女優を起用する事で、作品の出来不出来に関わらず俳優・女優のファンがある程度見に来るだろうという狙いで、客寄せパンダとしてアイドル上がりの人間を起用する事も多くあります

例えて言うならば、100円を投入して返ってくるお金が0円の事もあれば200円・300円の事もある物に対して、せめて0円じゃなく10円でも20円でも返ってくる様にしている感じです

ですが、10円・20円の偏重が多くなれば200円・300円が返ってくる可能性が下がるし、何より芸術性が損なわれる事になるのです

私の様な懐古厨からすれば作品が汚された思いで悲しい事ですが、権利者や関係者からしたら自身の死活問題ですし、生活が懸かっていますので、そうも言っていられないのも分からないでもないのです

であるならば、我々懐古厨に出来る事と言えば、リバイバル作品に大きくお金を落とす事くらいなのです

というお話でした