初めまして
melloと申します
今回のテーマは『マンガー氏ご逝去について』です
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
BRKへの信頼度は少なからず下がってしまうだろう
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回はマンガー氏のご逝去のお話です
チャーリー・マンガー氏のお言葉は本ブログでも何度か引用させて頂いておりました
私は個人的にはバフェットの言葉よりマンガーの言葉の方が好みでした
マンガー氏は享年99歳との事でした
ご年齢で言うと大往生という言葉が相応しい人物です
しかしながら我々一般個人投資家としてはまだまだ迷える子羊と言えます
そのため、マンガーという道しるべを失った事は大変な事と考えます
バフェットはバークシャーの株主へ向けた手紙を多数発行しており、その中で「私やマンガーが亡くなったとしてもバークシャーの精神は受け継がれ、株主に何ら不利益を与える事なく、今後も最適な投資先となりえるだろう」と言っています
確かに、長年バークシャーを運営して来て、バークシャーの中ではバフェットとマンガーが作り上げた投資に関する哲学・システム等は機能すると思われます
ただ、今まで幾多の金融市場に於ける第二のバフェット・第二のマンガーという触れ込みの人物が現れては消えていった事でしょう
やはりバフェットとマンガーは特別なのです
その特別な人物を失ったのは迷える子羊からしたらあまりに大きい出来事なのです
マンガーがバフェットの右腕というのはあまりに有名なお話ですが、左腕と呼べるリック・ゲリンという人物が居たのをご存じでしょうか?
ゲリン氏はこと株式市場に於いて、『稼ぐ能力』で右に出る人は居ませんでした
ゲリン氏は約18年という時間で22200%のリターンを叩き出しました
元本の200倍以上になっているのです
それは同時期のS&P500の約70倍ものリターンでした
ただ彼は没落してしまいます
彼はレバレッジ投資を駆使してこのリターンを生み出していました
なのでほんの少しの読み違いで致命傷を負う事となったのです
バフェットがゲリンの事について語っている言葉を引用します
『マンガーと私は、このままいけば莫大な資産を築けると強く信じていた。たが、我々は裕福になることを急いでいなかった。いつかそうなると確信していただけだ。ゲリンも、私たちと同じように投資の能力は高かった。だが、彼は急いでいた。』
サイコロジー・オブ・マネーより引用
あくまで私の主観ですが、バフェット・マンガー・ゲリンの能力を数値化すると
マンガー 攻撃3・守備7
バフェット 攻撃5・守備5
ゲリン 攻撃7・守備3
といった所でしょうか
ゲリンはその稼ぐ能力が素晴らしい物である反面、守備が脆かったのです
つまり現在、バフェットは攻撃と守備に秀でた両腕を捥がれた事になります
バフェットが非凡の才を持つという事を疑う人物など居ません
しかしそれは右腕・左腕の能力も加味しての事です
それらを総合して判断するバランス感覚こそがバフェットの才能だと考えます
我々の様な何の才能も持たない一般投資家は、右腕を失ったバフェットが、今まで通り正常にバークシャーを運営して行けるのかどうかというのを注視しなくてはなりません
もしマンガーの欠落によってバークシャーが傾く様な事があれば急いで逃げなくはなりません
それほどマンガーという偉大な投資家を失ったダメージはデカいのです
私は本ブログの最初期の記事でBRKへの投資を推奨しております
バークシャーは三本の立派な大黒柱から成っていました
一本の柱を失っても堂々と立っていました
しかし、先日さらにもう一本の大黒柱を失う事となりました
大黒柱が一本となってしまったバークシャーが今後どうなるのかは全く予想が立ちません
私自身はBRKへ投資をしている訳ではありませんが、今後、BRKへの投資が推奨されなくなるかもしれません
それほど私にとって大きい出来事でした
というお話でした
チャーリー・マンガー氏のご冥福をお祈り致します
取り急ぎ記事を書いたので何が言いたいのか所々しどろもどろになっていますがご容赦ください