プロという名前を軽々しく使うべきではない

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『プロとは何ぞや?』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

同じマニュアルに沿って勉強をしても大多数の人が真似が出来ない人こそがプロである

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は○○のプロというテーマです

底辺職にありがちな教材マニュアルによく使われる言葉、それが○○のプロになろう

です

警備業のプロになろう、運転のプロになろう、介護のプロになろう

一般的に3大底辺職と呼ばれるのは、警備員・タクシー・介護ですね

ちなみに私はこの内の2つは就いた事があります

他にも工場作業員や清掃員なども言われる事もありますが、大体の職業に共通している事としては、基本業務はマニュアルを読めば明日にでも作業できる

という事です

一時期、堀江氏の炎上でも話題になりましたね

基本業務に特別な能力が必要ない業務という事は、参入障壁が低いという事

そうなれば後は従業員の士気やモラル、つまりは心持ちの問題になります

そこで『プロ』という言葉の出番です

 

貴方はこれから○○のプロになる、プロという自覚を持って行動してください

 

この言葉は、その職業に対してプライドを持たせ、会社にとって都合の良い行動を取るようにという洗脳です

従業員に対してキチンとリスペクトしている会社は待遇で報います

競合他社と比較して高い給料・多い休み・手厚い福利厚生などです

これらの待遇を惜しい経営者が上記の様な従業員を洗脳するというお為ごかしな行動に出ます

善良で真面目で誠実な人ほどこの洗脳にかかります

私も、新卒で入社した会社の新人研修では、人里離れた研修所へ連れていかれ、一週間ほど座学や実習などでミッチリ勉強をさせられましたが、その要所要所で会社の課長・次長・部長が挨拶と称して「皆さんは本当に良い会社に入った」と会社への帰属意識や忠誠心を育てる工夫がなされていました

会社が従業員に報いる方法は待遇以外ありません

 

本来、『プロ』という言葉は、プロ野球選手・プロサッカー選手などの様に高度な技術を擁する人にこそ使われる言葉です

マニュアルを渡されただけで出来る業務を行う人にプロもクソもありません

 

良く言われるのが、証券マンは金融のプロ、という言葉ですが

これも違います

彼らは、金融商品の営業のプロという意味であり、個人投資家の味方ではありません

ただの話術が巧みな専門家というだけなのです

当然、そのベクトルは会社の方を向いており、会社が儲かる商品を薦めてくるだけです

金融のプロとは、アクティブ投資信託を運用している人間という事になります

しかし、現在、インデックス投資という明らかに個人投資家の資産形成に最も適している商品がある以上、個人投資家にとって金融のプロはもはや博打や娯楽の為に存在しているといっても過言ではありません

 

さて、では我々一般労働者は何を目安に職業を選ぶべきか?

それは上記でも書きましたが、待遇です

単純に給料が高い事が最も好ましいと思われます

給料が高いという事はその人のその後の人生に於いて最も選択肢を増やす事に繋がります

昨今話題のFIREにも、より早く到達できるでしょう

日本に於いてFIREの第一人者である『三菱サラリーマン』こと穂高唯希氏も、名前の通り、三菱に所属していたからこそ、早期に退職ができたと思われます

(彼はそれに加えてブログ収益、本の収益なども大いに得ているので所属企業からの給料だけでFIRE出来た訳ではありませんが)

 

melloblog.hatenadiary.com

高給料でキツイ仕事と低給料で楽な仕事という比較があります

これは一見すると対等な比較に思えますが、入社して実際にキツイ仕事なのか楽な仕事なのかというのは、仕事を始めてみないと分からない事が多いです

そもそも、低給料でありキツイ仕事であればその様には宣伝しません

いかにも楽そうな仕事です、と宣伝しないと人が集まらないからです

そういった情報の真贋を外部から得られる情報だけで100%当てる事など不可能です

だとしたら外部から得られる情報で判断できる給料で判断するべきです

給料の項目に関しては虚偽の記載をしてた場合、会社は法的に罰せられますから虚偽の記載は出来ません

虚偽の記載は出来ませんが、ごまかしやミスリードは大いにありますので、それらは予め調べておきましょう

 

万万が一、高給料で楽な仕事に就けた場合は出来るだけ長くしがみ付きましょう

まかり間違っても『○○のプロ』などと洗脳めいた事をする会社に一生を捧げてはなりません

高給料で楽な仕事に就きつつ、余暇で趣味としてやっていた事のプロとなる分には何のしがらみもなく十二分に楽しめるでしょう