日本が再び先進国になれるカギは芸術が握っているかもしれない

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『芸術・アート』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

数字や効率だけを追求する事に日本人は慣れていない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は芸術・アートに関してです

現在の日本人は、芸術やアートに対して懐疑的な人が多いと思います

学校の美術の授業もまともに受けている人は少ない印象です

なぜそうなったのかはいくつか考えられますが、その一つはピカソなどのキュビズム等ばかりが学校での教育やマスコミも放送で取り上げられて、美術やアートの世界を「何か良く分からない」物にしているからです

そもそも、美術やアートの価値や世界観を知る上ではキリスト教などの宗教系の知識が必要不可欠であります

なぜなら昔の宗教家が、識字率が決して高くない信者に対して見せるように制作される事が多かったからです

そういった信者は普段から聖書や神父の言葉によって、普段からキリスト教系のストーリーを聞かされていますから、絵画によって「○○のシーンだ」と気づく事が出来ます

ただ、日本は建国来、キリスト教に染まった事はありません(一部地域でキリシタンが尊ばれる事がありますが、国の宗教となった事はありません)

なので、キリスト教に対する理解や知識が根本的に抜けていると言えます

西洋に於ける美術というのは、そういった宗教画から写実的な(写真で撮影したような、今現在の何でもない姿を描く)絵画へと変化し、さらに写実絵画から印象絵画(絵の主張が何となくぼんやりしている絵画)や、説明などがなければ理解も難しい抽象画などへと変化していきます

 

現代日本の美術教育は、いきなり抽象画や印象画などを見せて「すごいだろ」という教育になっています

つまり、大本、根本の部分、つまり美術・アートの創成期の部分を丸ごと無視して、いきなり最先端に行こうとしています

ただし、これは美術の教師が悪いのではありません

学校、及びそれを統括する文部科学省が、『美術』に対する理解が足りないせいか、学校教育としての『美術』を重要視しておりません

簡単に言うと、美術の歴史を全て教えるのには授業の時間が余りに足りないのです

だからこそ、子供達が簡単に興味を持ってくれそうな内容ばかりに授業が偏ります

 

では、日本人は美術に向かないのか?と言われればそんな訳がありません

古来から美術・芸術・アートという物は、特別な共産圏などに属していない限りどこにでも存在し得るものであり、取り分け日本という国は世界でも類を見ない歴史を持つ国でありますから、歴史的建造物も多数存在しておりますし、美術品も数多く残っています

また、浮世絵や西洋風日本絵画なども世界的に十二分に評価を受けていますし、日本のカルチャー(文化)として受け入れられている、アニメや漫画というのも、世界的に見れば芸術と捉えられている節がありますし、日本人は幼少期からそんな文化に触れて生きて来ています

そんな国の人間達が芸術に無関心であるのは、何らかの原因があると考えられますし、その何らかの原因を取り除いてあげるだけで、芸術に寛容な国や国民性となれる気がします

 

そもそも、日本という国や国民性は、数字や効率だけを追求する事には慣れていません

日本独自の『切腹』や『判官贔屓』という性質は世界には理解が及ばないものであります

日本人の根幹には情緒があり、インスピレーションによる閃きよりも色濃いものです

数字だけを追い求める事よりも、日本人らしい情緒を中心に据える事により美術大国・芸術大国となる事こそが、日本が再び先進国になれるカギなのかもしれません

というお話でした