ポエムを馬鹿にしておきながら作詞に感涙する感性の下劣さよ

初めまして

melloと申します

 

今回のテーマは『ポエム』です

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

100万人のために唄われたラブソングに感涙する癖に、詩的な表現をする人物をポエマーだと馬鹿にしているのは、感性が下劣であると言わざるを得ない

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はポエムに関してです

『ポエム』と聞くとどんな印象を受けるでしょう?

黒歴史的な、若い人物の勘違い文章などの恥ずかしい文章のイメージがあるかと思います

しかし、こと楽曲の事となると「○○の作詞が最高に刺さる」などと、作詞に賞賛が送られます

ポエムと作詞は根本的には一緒の物です

それがメロディに乗っているのか文章かの違いしかありません

方や馬鹿にされ、恥ずかしい事と言われ

方や賞賛されている

現代人が大好きな『合理的思考』に基づけば、この風評は不合理です

多くの人間にとって、音楽的知識が無いのは当たり前です

なので、作詞家と作曲家が同じ評価にならないのは致し方ない事かもしれません

私は音楽というジャンルに於いて作詞家よりも作曲家こそが評価されるべきと考えますが、私を含め音楽という芸術を理解出来ない一般人にとって、誰でも理解出来る詩に注目してしまうのは致し方が無いのです

ただし、だからといって盲目的に作詞家を称賛するのは如何な物かと考えます

なぜなら、風潮的には詩人やポエマーという存在を明らかに見下しているからです

であるならば、詩人やポエマーと同じく作詞家も見下されるべき存在のはずなのです

なのに作詞家は素晴らしい・詩人やポエマーは下らないと評するのは、印象操作されているとしか考えられません

その印象操作に依って自身の評価基準が変えられてしまっている事実を認識になくてはなりません

 

実際に、音楽バンドの多くに、作詞はボーカルが行い、作曲は外注で済ます

というバンドは無数に存在します

これは逆説的に、作詞は誰でも出来るが作曲は専門知識と才能が必要という事の証左に他なりません

シンガーソングライターという言葉があります

これは自分で作詞・作曲をして自分で歌う人を指すそうです

それぞれ、専門分野・得意分野が違う人が行った方が、良い物が出来る可能性もあるので、ミュージシャン全てがシンガーソングライターで有らねばならないとは考えません

シンガーソングライターの甲本ヒロト氏がテレビで語った言葉があります

「(若者は)歌詞を聞きすぎ」

との事です

私は、甲本ヒロト氏の言いたい事を全て理解できているとは言いませんが、氏は若者は作詞に比べて作曲を蔑ろにしているのではないか?

という事を言いたかったのではないでしょうか

 

いみじくも、私の好きなバンドであるポルノグラフィティの曲、ヒトリノ夜に似た歌詞があります

『100万人のために唄われたラブソングなんかに

僕はカンタンに想いを重ねたりはしない』

 

ポエマーを謗る一方で、作詞家を称賛して感涙している様な人間の感性は下劣である

というお話でした