初めまして
melloと申します
今回のテーマは『楽天証券の新ファンドの値下げ』です
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
楽天投信投資顧問は、三菱UFJアセットマネジメントのメタボスリムの二の舞になるのか?
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回は2023年11月08日に発表された、楽天S&P500と楽天オルカンの信託報酬の値下げについてです
私が以前の記事にてケチをつけていましたが、早速動いた様です
私のブログを読んだ訳ではなく、色々とクレームが来ていたのでしょう
楽天SP500は0.09372%から0.077%に
それぞれ同指標へ投資する投資信託の最安値になりました
楽天証券は2024年から始まる新NISAに相当な気合が入っているのでしょう
ただ、残念なのが楽天VTと楽天VTIの値下げに言及しなかった件です
楽天VTに関してはもう既にVTに投資したい投資家から見放される事をしているので(投資先がVTだけではなくなった)もう捨てているのかもしれませんが
私も投資している楽天VTIに関してはまだ、SBI・VTIへの対抗値下げをするだけで復活出来るのにも関わらず放置の模様です
復活する投信保有ポイントも付与されず、信託報酬もSBI・VTIに比べて割高なまま放置しているのはなぜなのでしょうか
資産残高1兆円を超える看板商品であるにも関わらずこの体たらくではあまりにセンスが無いと言わざるを得ません
と言っても、1兆円を超える資産残高の投資信託の信託報酬を値下げするのは、資産残高がゼロの新しい投資信託の信託報酬を下げるのとは訳が違います
今現在得ている報酬を削ることになりますから、対応に慎重になるのは理解ができます
ですがそれは、私を始め楽天VTIに投資をしている投資家の心情を全く無視している事になります
「やはり楽天は信用ならない」という評判を作る事にもなりかねません
心配なのはそれだけではありません
日本最高額の資産残高を誇るeMAXIS Slimシリーズを擁する三菱UFJアセットマネジメントの社長 横川氏は「スリムはぶっちゃけ赤字」と発言しています
日本最高額の資産残高の投資信託はemaxis slim 米国株式(s&p500)であり、その資産残高は
2兆8000億円…約3兆円です
その3兆円をもってしても赤字らしいのですが、楽天が新設する投資信託はその指標で黒字を出せるのでしょうか?
それともまた三木谷社長が「ぶっちゃけ0円ですっと使われても困る」とばかりに音を上げるのではないでしょうか
長期投資を志す投資家にとって、多額のお金を任せる投資信託においては何より安心安定を望みます
ド派手な広告や評判よりも何があっても揺るがない運用が求められます
信託報酬最安値を記録して顧客が集まった所で「やっぱり値上げします」とばかりに値上げをしたのなら投資家としては大迷惑です
何度も何度も資金移動をしている内に大きく損をしてしまうかもしれませんし、その情報を逐一調べるのも長期投資家らしからぬ動きです
さて、日本最高額の資産残高を誇るeMAXIS Slimシリーズですが、その評判は決して良い物ばかりではありません
eMAXIS Slimシリーズ登場の以前より提供している商品であったeMAXISシリーズという物があります
両シリーズはスリムかスリムでないかという違いしかないのです(スリムでない方を仮にメタボと書きます)
メタボは信託報酬が割高であり、三菱UFJアセットマネジメントに潤沢な報酬が支払わられています
対しますスリムは信託報酬をギリギリまで下げ(前述の社長の言葉を借りるなら赤字であっても)、競合する他社の投資信託へ流れて行ってしまう顧客を繋ぎ止める役割です
正確にはスリムでは三菱UFJアセットマネジメントは儲かっていないので、競合他社への嫌がらせ以外の何物でもありません
これは、法律で言う所の『不当廉売』に当たります
独占禁止法の条項に書かれている明文です
ただ、三菱UFJアセットマネジメントへこの事を聞いても「実際には僅かではあるが収益は上がっている」と言われればそれまでです
三菱UFJアセットマネジメントは不当廉売をして市場を独占しようとする悪い企業から、顧客から得るお金を少なくしている良い企業へと変身します
私は個人的にはこのメタボスリムの問題から三菱UFJアセットマネジメント自体を信用できない会社であると考えていますので、今後も楽天投信投資顧問の投資信託である楽天VTIを購入し続けると思いますが
当の楽天投信投資顧問が楽天VTIをメタボ、楽天SP500・楽天オルカンをスリムの様に扱うのであれば、私としてもいよいよ動かない訳には行かなくなるかもしれません