初めまして
melloと申します
今回のテーマは『記憶媒体』です
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
いつかは実現可能だと考えているが、その実現はしばらく先かと思われる
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回はPC機器等に使用される記憶媒体についてです
パソコンやスマホには容量制限があります
iPhoneで言うと、赤く囲った部分です
appleはこの部分を外注しております
以前記事にもしましたが、外注しているからこそ容量を上げると値段もバカ高くなります
最近は、この部分の機器を『SSD』が担っていますが、昔は『HDD』が担っていました
HDDとSSDの違いについて軽く要約すると
容量当たりの値段→HDDの勝ち
読み込み書き込みの速さ→SSDの勝ち
静穏性→SSDの勝ち
機器の寿命→SSDの勝ち
携帯性(機器のサイズや重量)→SSDの勝ち
となります
その為、スマホやタブレットやノートパソコンの様に持ち歩く機器にはSSDが使われますし、デスクトップパソコンのOSを入れる記憶媒体にもSSDが使われます
ただし、デスクトップパソコンに大容量を求めて別の記憶媒体を追加する場合は値段が安いからという理由でHDDが好まれます
早晩、全ての記憶媒体がSSDに置き換えられると言われています
その証拠に、今現在HDDを製造しているのは、ほぼ3社に集約されています
WD(ウエスタンデジタル)・Seagate(シーゲート)・東芝の3社です
SSDの製造会社は今後も莫大な需要と製造が予想されており、多数の製造会社が存在しております
crucial(クルーシャル)・SAMSUNG(サムスン)・SANDISK(サンディスク)・BUFFALO(バッファロー)・Kioxia(キオクシア)・Acer(エイサー)・ADATA(エイデータ)
そして、WD・Seagate・東芝はSSDも製造しております
自動車に置き換えてお話しますと
内燃機関であるエンジンを製造する事が出来る自動車会社と、電気自動車なら作れるからと参入してきた会社の様な物です
トヨタやホンダや日産、VW(フォルクスワーゲン)やFord(フォードモーター)やTata(タタモーター(傘下にジャガーやランドローバーが居る))などはエンジンという内燃機関を自社で製造出来るのに比べて
Tesla(テスラ)・Google(グーグル)・Apple(アップル)・Dyson(ダイソン)、SONY(ソニー)・Panasonic(パナソニック)・帝人などは電気自動車『しか』作れません
内燃機関を製造出来る企業は、エンジン車も作れますし電気自動車も作れます
つまり、WD・Seagate・東芝は自動車会社における、トヨタやホンダやVWという事になります
自動車業界に於ける電気自動車への機運は、ロシア・ウクライナ戦争による資源高騰・電気代高騰の潮流や、寒冷地に於けるバッテリー性能の低下から、エンジン車への回帰が図られ『もしトラ』の影響もあって、電気自動車は見向きもされなくなりました
では、記憶媒体業界でも同じようにSSDからHDDへの回帰が行われるかと言われるとNOです
どう考えても、もう一度HDDが主流になる事はないと思われます
それどころか、SSDの製造コストがどんどん下がり、いつしか唯一の強みである『容量当たりの値段』つまりコスパの部分でもSSDが勝つかもしれないと言われています
ですが、そういう風に言われてもう既に数年~十数年は経っています
本当にSSDがコスパでHDDを追い越す日が来るのか今となっては分かりません
技術的には可能なのでしょうが、コストという部分が足を引っ張っていると思われます
こちらを参考にすると
HDDの最高コスパの商品は、1円当たり476MB
となっています
その差は309.06MBです
約2.85倍の値段の開きがあります
なので、コスパの逆転は、いつかは実現可能だと考えているが、その実現はしばらく先かと思われます
というお話でした