ネット回線の選び方

初めまして

melloと申します

 


今回のテーマは『ネット回線』です

 


結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

ネット回線の種類としては光回線一択

提供会社としてはNTT系をまず考えて、その中の『ドコモ光』だとか『ソフトバンク光』だとか『GMO』だとか『ビックローブ』だとかは、キャンペーンや自分の環境に依って最適解は変わるので一概には言えない

 


内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はネット回線の選び方についてです

先日、大分県杵築市でのネット回線についての記事を書きました

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上記記事では、敢えて光回線の可能性を排して考えていましたが、実際は大抵の物件では光回線を引く事が出来るでしょう

田舎であればあるほど光回線が引けない可能性というのは高まりますが、よほど運が悪くないとその様な物件には当たりません

ですが、もし、NTTの光回線が家の近くまで通っていないという地域に住んでしまった場合は諦めるしかありません

NTTも、生まれは国営企業で、日本全国に同様のサービスを提供するという義務を負っていた企業ではありますが(NTT法)、今は民営化された営利企業です

新しく光回線を敷設するのであればそれはNTTが「稼げる」という思惑がなくてはなりません(株主が許しません)

 

田舎に引っ越して、今現在家の周りにNTTの光回線が通っていないからと言ってNTTに「工事してくれ」と言っても、NTTからしたら工事費用を回収できる見込みが無いのであればまともに取り合ってはくれません

 

ですが、上記でも書いた様に、田舎と言えど、それなりに人口が居るエリアであれば光回線は通っていますから、田舎=光回線が無いという図式は成り立ちません

光回線が通っていないエリアなどというのは、それこそ『ポツンと一軒家』くらい周辺に人が住んでいないエリアでしょう

 

 

さて、では実際に選ぶべきネット回線について書いていきます

まず、ネット回線の種類についてです

光回線

Wi-Fi回線(ホームルーターやポケットWi-Fi等)

テザリング

ですが、基本的に①一択です

一応、②と③で分けては居ますが、基本的にはホームルーターもWi-Fiもスマホテザリングも大体がスマホ回線(SIM通信)を無線で飛ばして機器と繋ぐ方式です

私の昔の記事でも書きましたが、基本的に無線は有線には勝てません

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それはひっくり返し様の無い事実であり、現状の無線機器は全て有線機器の下位互換でしかありません

尤も、無線でしか無いメリットというのは確かに存在していますが、その機器の本来の役割を考えた時、最も効果が高いのは有線です

 

理論値の話で言うと

光回線の通信速度というのは1G・2G・5G・10Gなどがあります(G…Gbps)

最速の理論値という事でしたら10Gです

次にホームルーターの通信速度では、ドコモのhome 5Gを例に出しますと、5G通信エリアであっても最速の理論値は4.2Gbpsです

さらに言えば、上り通信で言えば、光回線は1G契約であってもキッチリ1Gbpsあるのに比べて、ホームルーターでは218Mbps(正確には違うが、概算で0.218Gbpsと言える)

 

 

なので、ネット回線の種類としては光回線一択と言って良いでしょう

では次に、光回線の種類を選びます

少しややこしいですが、光回線も4つに分類されます

①NTT系

ダークファイバー

③電力会社系

④CATV系

です

 

まず殆どの人が契約していて、最もベターな選択肢である①NTT系光回線です

日本中に張り巡らされている光回線の殆どがNTTの光回線です

その内の提供会社として『GMO』だの『ビックローブ』だのがありますが、これらは総じてNTT回線であると言えます

多くの場合で、キャッシュバックキャンペーン等を行っているのは①NTT回線だからです

つまりは初期投資が必要なく、維持管理費用も必要なく、全てをNTTに押し付けながらお客には料金だけ自社に支払って貰って、NTTへは『回線使用料』として料金を支払います

つまりはただの中抜き業者です

なので名前が違うだけで中身は一緒なのです

 

では次にダークファイバーです

これは、物理的にはNTT回線と同じ回線を使用するのですが、同じ回線でもNTT系が使用している部分ではなく、余った部分で運用されます

こういうと悪いように聞こえますが、NTT系が使用していない箇所であるというだけで品質的には何ら変わりがありませんし、なにより多くの人がNTT系を使用する中で自分だけがダークファイバー部分を使用して通信するとなると、混雑が全くありませんので通信品質が向上します

ですが、問題点が2つほどあります

1つ目は、提供会社が少なすぎる、という点と

2つ目は、逆に多くの人がダークファイバーに集まるとNTT系以上に混雑しやすい、という点です

 

現状、ダークファイバー系の回線を提供しているのは『NURO光』と『auひかり』の2社です

2社しか選択肢がないのであれば、2社から漏れた場合(提供エリアじゃないとか大家理由で工事できないとか)は、選択することすら出来ません

また、ネット回線は道路によく例えられますが、分かりやすいので画像を拝借しますが

この画像の『フレッツ回線』がNTT回線、『独自回線』がダークファイバーですが、実際はNTT回線は10車線でダークファイバーは2車線と考えてください(正確な比率は違うと思います)

なので、「ダークファイバーの方が抜け道だから」とダークファイバー側に行ったら渋滞していた場合、渋滞が解消するまでの時間は当然10車線あるNTT回線の方が渋滞が捌けるまでは早いのです

要するに「ダークファイバーが早いらしい」と言って人が集まると逆に遅くなるという事です

その例として一時期、NURO光のパケロス問題もありましたがこれは人が多く集中しすぎてしまった結果です

 

次に③電力会社系です

こちらは基本的に品質的には良い事が多いです

有名なのは関西電力の『eo光』や九州電力の『BBIQ』とかですね

電力会社系のネット回線は上記の画像で書いてある『(なんちゃって)独自回線』ではなく、本当の独自回線なので、NTT系の渋滞は影響がありません

しかも、電力会社が提供するサービスですから、提供相手が地域に限定されます

eo光であれば関西だけ、BBIQであれば九州だけ、なので顧客の絶対数が少ないので、渋滞は起こり辛く、評判が高いのです

問題点としては、非NTT回線なので他社サービスに乗り換える際には工事が必須であるという点です(ダークファイバーからであっても工事は必要になりますが)

なので、ずっと引っ越しもしないしずっと回線も乗り換えないという人であれば、選択肢には入ります

 

最後に③CATV系です

上記の私の記事でも書きましたが、田舎はネット回線はCATV系しか選択肢がないというパターンもあります

品質的にはピンからキリまでといった状況です

提供エリアによっては前時代的なADSLレベルの通信しかできないというエリアもあります

ですが反対に、NTT系と同様の5G・10Gを提供しているエリアもあります

私は個人的にJCOM嫌いという趣向がありますので、私にとっては選択肢にはなりえませんが、他の人にとっては選択肢になり得るかもしれません

ですが、①②③に比べて料金が割高になる事が多く、キャッシュバックなどのキャンペーンも少ない印象です

 

 

上記を総合して、「ネット回線が引けない」というのは、①がサービスを提供していなくて(②も同様)③もサービスをていきょうしていなくて④もサービスを提供していないというパターンであり、そのパターンはあまり無いと思われます

 

そして、②・③・④に共通して言えることですが、提供会社の数が少ない

という事があります

上記にも書きましたが

②は、NURO光auひかり

③は、各電力会社

④は、ほぼJCOMの寡占

なので、無数の選択肢の中で選ぶとなると、ほとんどはNTT系であり、乗り換える事を考えるのであればNTT系から選ぶのがベターであると言えます

そうして、どうしても②・③・④しか選べないのであれば選択肢はありませんから問題ありません

 

あとはキャンペーンや、自分が契約するスマホ回線とのセット割引などの状況や環境を鑑みて選びますので、一概に「ココが良いです」とは言い難いのです

 

というお話でした