ドラクエⅣのトルネコは何故導かれし者なのか?

初めまして

melloと申します

 

今回はテーマは『ドラクエⅣ』です

本記事はTVゲーム『ドラゴンクエストⅣ』のネタバレがあります

未プレイであり、当該ゲームをプレイする気がある方は本記事を読まない事をお勧めします

ネタバレが気にならない・既プレイの方は引き続きご覧ください

 

結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

結局、ただの数合わせ・なりゆきだったのだと考えるしかない

 

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は以前、本ブログにてドラクエ5について書いたので、その派生という事で、ドラクエ4について書いていきたいと思います

melloblog.hatenadiary.com

今作への疑問は「トルネコは何故導かれし者なのか?」です

 

ドラクエⅣという作品は、それまでのⅠ・Ⅱ・Ⅲのロトシリーズ(ロトの勇者、又はその子孫が勇者として活躍する物語)から、Ⅳ・Ⅴ・Ⅵの天空シリーズ(天空の勇者、又はその子孫が勇者として活躍する物語)へ移り変わった初めての作品です

因みに、時系列で言えば、ドラクエⅢ・ドラクエⅠ・ドラクエⅡ・ドラクエⅥ・ドラクエⅣ・ドラクエⅤ、の順番になります

ドラクエⅢがロト本人、ドラクエⅥが天空の勇者本人であり、その証拠にそれぞれ『ロトの剣』『天空の剣』を装備した時に上昇する攻撃力の数値が一番高いのが彼らです

その後の物語では、本人の血は段々と薄まりますから『ロトの剣』『天空の剣』を装備した時の攻撃力はどうしても低くならざるを得ません

ドラクエⅡに至っては、伝説の武器であるはずの『ロトの剣』よりも強い武器が登場する始末です

それもそのはずで、ドラクエⅢからドラクエⅡでは年代的に200年は下らない年が過ぎていて、ロト本人の血は限りなく薄くなっている物と考えられます

 

さて、話が脱線しましたので元に戻します

トルネコというのは、ドラクエシリーズで初めてオムニバス方式が取られた作品である『ドラクエⅣ』の第三章の主人公です

トルネコはいつしか世界一の武器屋さんになるのが夢の、ただの武器商人です

 

物語の進行上、不通になっている、エンドールからブランカへ続くトンネルを掘ったり(正確にはその工事のパトロン(金主)になる)、コナンベリー近くの大灯台に聖なる種火を焚べるべく大灯台に行ったわ良い物のモンスターに襲われて勇者一向に聖なる種火を焚べてくれれば自分の船を自由に使わせてくれるという

所謂NPCと同じ様なムーブをしている都合の良いキャラクターです

戦闘面に於いては、主人公・アリーナ・ライアンに次ぐ肉体派キャラクターで、それなりに強い武器なども装備出来ます

が、あくまで3者に次ぐ程度の強さの為、主力とはなりえません

ゲームのストーリーの中で、女性だけの城であるガーデンブルグにて、主人公一行が盗賊であると疑われ、一行の中の一人を人質にしなくてはならない場面があり、トルネコを人質にした場合にトルネコが「やっぱり。私が選ばれるんじゃないかと思ってましたよ」と発言するシーンがあります

この演出があるという事は、ゲームの製作者的にも、トルネコはあくまでネタ要因であり戦闘の主力にするプレイヤーは多くは無いだろうという意図があったものと思われます

ゲームの世界観的に『勇者と一緒に世界を救う』という物であるのに、トルネコの目的は『世界一の武器商人になる』であり、あわよくばエンドールの自分の店に天空の剣を置きたいというあくまで利己的であると言えます

とは言っても、ドラクエという世界観的にトルネコという存在が極めて異例であるかと言われればそんな事はありません

ドラクエの世界の職業に『遊び人』という物があります

トルネコは所謂遊び人枠としてなら普通と言えます

問題はタイトルにもある通り『何故導かれし者』なのかという事です

 

天空の勇者を補佐した面々で言えば、ホイミンやオーリンやホフマンなどのNPCや、最悪、ピサロがそうであっても良いと思われます(傭兵なだけのスコットとロレンスは金で繋がっているだけの関係として除外するのは分かる)

 

結局、ただの数合わせ・なりゆきだったのだと考えるしかないのかも知れません

 

 

というお話でした