新NISAの積立投資枠の年初一括投資禁止は妥当

初めまして

melloと申します

 


今回のテーマは『NISAの一括投資禁止』です

 


結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

名前の通り『積立投資枠』ですから、最も効率が良いからと一括投資が出来ていた現状が異常であったと言えます

 


内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はSBI証券が発表した『新NISAの積み立て投資枠の年初一括投資の禁止』についてです

 

先日、SBI証券は新NISAについての発表を行いました

site2.sbisec.co.jp

 

この、『NISAの年初一括投資』という手法は、何も新NISAから始まった訳ではありません

新NISAの前身である『一般NISA・積立NISA』の時代から出来る手法です

そもそも、一般NISAは現在の『NISA成長投資枠』と同様に、いつ・いくら(一年間の上限は240万円だが)・何を(管理銘柄や整理銘柄は買えないが)買うのも自由な物なので、年初一括投資をしようがしまいが関係ありません

問題なのは、前身で言えば『積立NISA』現在で言えば『NISA積立投資枠』での年初一括投資です

 

では、積立枠での年初一括投資が行われるのか?

それは投資効率という点で考えれば、年初一括投資こそが理論的には最も儲かるからです

株式投資の大原則は『長期・分散・低コスト』です

この原則に従う限り、株価は(長期の目線で言うと)右肩上がりに上がっていく

という理論を信奉する事になります

 

であるならば、年初一括投資と毎月10万円を積立続けるのでは、年初一括投資の方が『より原則に即している』と言えます

なぜなら、その年の年末の段階で、年初一括投資は既に約一年間120万円を運用したのに比べて、毎月10万円ずつ積立てた人は一年間まるまる運用し続けた金額は年初の10万円だけであり、残りの110万円は11ヶ月間・10ヶ月間・9ヶ月間…しか運用していないからです

 

実際にどちらが得をしたか損をしたかというのは、その年の年末になるまで分かりませんが、理論的には『株価は右肩上がりに上がっていく』のですから、年初一括投資の方が得をしているはずだと言えます

 

インデックス投資の祖である米バンガードも、毎月積み立てよりも一括投資を推しています

investor.vanguard.com

その理由は前述した通り、投資の大原則に最も即した投資手法が最も儲かると考えているからです

 

 

では、今回、なぜSBI証券は『年初一括投資の禁止』を行ったのか?

それは個人投資家のリスク許容度がそれほど高くは無いと考えているからです

確かに、金融理論的には、最も儲かる手法は年初一括投資です

ですが、一括投資した直後に株価が大暴落をした場合、多くの個人投資家は含み損に耐える事が出来ずに損切りしてしまいます

一年間という短いスパンで考えたときに最も有利な年初に一括で投資した結果、数か月で損切りするような事があっては意味がありません

であるならば、多少は非効率であっても毎月一定金額を積立続けるドルコスト平均法の方が精神衛生上良いのです

 

SBI証券としても、多額であっても短期間の投資信託を売買されるよりも、少額であっても長期でコツコツ投資信託を買い続けて貰う方が、楽ですし将来的な収益の見立てが立ちやすいのです(証券会社が投資信託を売った場合、信託報酬の一部を得られます)

 

個人投資家としても、精神衛生上良いものであり、長期投資を行う上で積み立てた方が投資の成功率が向上するし

証券会社(SBI証券)としても、前述した通り、収益の見立てが立ちやすく

運用会社(ファンドの運用)としても、以前の記事でも書きました様に、毎日多額の買い注文や売り注文に対応する必要がなく、コストも安く済みます

melloblog.hatenadiary.com

つまり、今回のSBI証券の『新NISAの積立投資枠の年初一括投資の禁止』は、三者にとってwin-win-winの関係であり、妥当であると考えます

むしろ、名前の通り『積立投資枠』ですから、最も効率が良いからと一括投資が出来ていた現状が異常であったと言えます

 

私個人のお話をしますと、私は前身である『積立NISA』の時代から一貫して毎月同額の積立投資を行っております

積立NISAは年間40万円でしたから、40万円÷12か月=33333.333…つまり毎月3万3333円を積み立ててましたし

新NISAの積立投資枠に関しては、年間120万円ですから、120万円÷12か月=10万円、つまり毎月10万円を積み立てています

 

この方法こそが、NISAという制度が設計された時のモデルケースですから、最も正しいと信じています

 

というお話でした