2024年問題について

初めまして

melloと申します

 

今回は時事問題である2024年問題についてです

 

結果だけ知りたい方向けに先に結論を書かせて頂きます

 

鉄道とフェリーをメインにするべき

 

内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回のテーマは2024年問題です

2024年、政府が発表した働き方改革により物流運送業界の残業規制により、時間外労働時間が短縮される事でドライバーの数が足りなくなる問題です

一昔前はトラックドライバーは激務だが高給という事で、学の無い人達が集まり人気でした(トラックの運転に学歴は関係なく、腕一本で稼げる仕事だったので)

しかし、amazon等に代表されるネット通販が盛んになり、さらに大量発注を元に送料の買い叩きが激しくなり『送料無料』が当たり前になり、物流運送業界は決して稼げる仕事ではなくなりました

時を同じくして、インターネットが隆盛を極め、田舎より都会に住みたがる人が爆発的に増えた事もあり、地方の鉄道路線は赤字路線が大いに増えました

国鉄からJRとなり民間企業になった以上、赤字路線は出来るだけ廃線にしたいJR側と、地方に住む住民の利便性や国防の観点からも地方に住民が増えてほしい政治家側の思惑がぶつかるも、国として都道府県として市として区として援助できないのであくまで要請という形で路線を残して欲しいと言っても、前述の通りJRは民間企業ですので廃線を着々と進めています

トラックドライバーが全盛になる前までは貨物列車が引っ切り無しに走っていましたが、今はかなり数を減らしています

そこで、貨物列車をもっと活用すべきだというお話です

 

貨物列車は車掌が廃止されて、基本的には運転士一人で運転を行います(便乗によりたまに二人になる事も)

路線に沿って走るだけなので引っ張る貨物は多くても問題ではありません

それに比べてトラックは一台につき一人の運転手が必要です

ここ1~2年で連結トラック等の検討を行っているようですが、一般道を走る為あまり現実的ではありません

人一人に対して運べる荷物の量は比べるべくもありません

フェリーなども組み合わせて考えると、海外産の荷物ですら日本全国で問題なく行き渡らせられます

こういった、環境負荷の高いトラック輸送から環境負荷の低い貨物鉄道やフェリーで運ぶ様に転換する事を『モーダルシフト』と言います

 

問題の一つは荷物を運ぶコンテナです

コンテナの扉がどこに付いているかが問題なのです

コンテナは種類により、側面開きなのか背面開きなのか分かれます

普通に考えれば、背面開きのコンテナを乗せたトラック達を駐車場に横並びに駐車させればスペース効率的にも最も良いと考えます

しかし、トラックにコンテナを2個乗せたトラックの場合はどうでしょう?

手前のコンテナが邪魔で奥のコンテナの積み下ろしが出来ません

コンテナ自体を移動させようとするとトップリフターと呼ばれる大型の機械が必要ですし、一度コンテナを持ち上げて別の場所に下ろし、奥のコンテナの荷物の積み下ろしをして、もう一度トップリフターにてコンテナをトラックの荷台に乗せなければなりません

あまりに非効率です

そこで、考え出されたのが側面開きのコンテナです

側面開きであれば、トップリフターを使ってコンテナの移動をしなくても良くなります

側面開きの問題点はスペース効率です

側面開きのコンテナを積んだトラックを横並びに駐車をすると、隣のトラックが邪魔で荷物の積み下ろしが出来ません

当然、一台積み下ろしをして、トラックを移動して、また一台積み下ろしをして…となりあまりに非効率です

 

この問題の解決策としては、大きなサイズのコンテナを背面開きに限定して作る事です

大きなサイズのコンテナが流通すれば、上記の様に一台のトラックにコンテナを二個乗せる必要は無くなります

 

私は当事者ではないので、こんな簡単な解決策しか思い浮かびませんが

ネット通販も減る事は(おそらく)無いでしょうし、今後も荷量は減らないと思います

なんとかしてトラックドライバーの方々の負担を増やす事無く問題を解決しなくてはなりません

 

モーダルシフトは行うべきですが、それと並行して物流運送業界が人手不足でストップしてしまわない方法を考えるべきなのです

我々一般消費者は、通販を辞める事はできない以上、物流運送業界が持続的に存続できる様に協力する必要があるのです

もっと地産地消を推奨するべきなのです

そして、『即日発送・翌日配達』は本当に必要なものなのでしょうか?

我々一般消費者が当たり前に享受しているサービスの陰で泣いている人物がいるのだとしたら少し不便ではあっても立ち止まって考える必要があるのかもしれません