RUN/ラン を見て

初めまして

melloと申します

 


今回のテーマは『RUN/ラン』です

 

本記事は映画『RUN/ラン』のネタバレが多分に含まれています

未視聴であり、当該映画を視聴する気がある方は本記事を読まない事をお勧めします

ネタバレが気にならない・視聴済み・当該映画を視聴する気がない方のみ、引き続きご覧ください


結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます

 

人にとっての幸せの形の違いを垣間見た気がします

 


内容が気になった方は引き続きご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は映画の評論シリーズです

映画のタイトルは『RUN/ラン』です

個人的な考察を書いていきます

 

映画の順序が逆になりますが、母親のダイアンのシャワーシーンが描かれております
このシーンは単なるサービスシーンでは無く、よく見ると背中に鞭の様な物でついたであろう古い傷跡が何か所も見受けられます


ここから推察されるのは、ダイアンは過去に虐待を受けていたという事です
さらに推察するに、恐らく、ダイアンの両親或いは片親は事ある毎に娘を暴力的に虐待するDV気質の親であったと考えられます
幼少期に刻まれた気質は生涯治る事はありません

 

ダイアンの夫(クロエの父親)と思しき人物が映画中一切見当たらない事から、夫を殺害したか行きずりの男性だったのでしょう
ダイアンが仕事をしているシーンも描かれていないにもかかわらず、生活費の心配が一切なく、郊外とは言え一軒家に住み、娘に言われれば何の躊躇いもせずに映画に出かけている所を見るに、夫の遺産か生命保険辺りで、金銭的には心配が無いと考えれば、殺害したという可能性が高いでしょう

 

自分の子供が出産後2時間で死亡した事で喪失感を覚えたダイアンは、誘拐して来たクロエの大学進学やその後の独り立ちという、『子供が自分の元を去る』という事に耐えられないのでしょう
映画の最初の『ホームスクール保護者会』にて、子供が独り立ちする事に対して強がっているのは、この喪失感への恐怖からと考えられます

 

2006年の誕生日と書かれた幼少期の写真で、自分で立っている写真から幼少期は何の障害も負っていない健康優良児であったのでしょう
新聞記事の『新生児の誘拐』が発行されたのは2002年02月01日金曜日であると書かれていますので、幼少期の写真は4歳の誕生日であったと思われます
その後に、前述した『喪失感』への恐怖から、子供に次々と障害を与え、自分の元から去れなくしたのだと思われます
つまり、足が不自由・心臓が悪い・発疹だらけの肌、はダイアンがわざと与えた障害だったのです

 

映画の最後に、クロエはダイアンが入院する病院か刑務所(中に入るのにクロエが金属探知機を通っているので多分、刑務所病院)に足繁く通って近況を報告している母親思いの娘を演じる傍ら、母親に対して自分が飲まされていた犬用の筋弛緩薬を飲ませて、復讐しているというシーンが有りましたが
上記のダイアンの気質を鑑みるに、『重い障害を負った娘を甲斐甲斐しく介護し続けている母親』から『重い障害を負った母を甲斐甲斐しく介護し続けている娘の母親』となっただけで、ダイアンからすればハッピーエンドだったのかもしれません
結局、娘はずっと傍にいてくれるのですから

 

 

結局、ダイアンにとっての幸せは娘がずっと傍に居てくれる事

クロエにとっての幸せは自らを障害のある身体にした母親に復讐する事

だったとすると互いに幸せなのかもしれません

私にとってはとても理解出来ませんが、人にとっての幸せの形の違いを垣間見た気がします

 

というお話でした