初めまして
melloと申します
今回のテーマは『失楽園』です
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
余計な知識は他者を攻撃する事に繋がるのかもしれない
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回はユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖書の一幕である、アダムとイブの失楽園のお話です
聖書に依れば
神は太古の昔(創世記)、楽園を創造した
そこには争いはなく、生物は皆幸福であった
神が創造したものの中で最もお気に入りであった原始の人類であるアダムは神に言った
「一人では寂しいので伴侶が欲しい」
願いを聞いた神はアダムの体から肋骨を取り出し、肋骨を捏ねて女型の人を作り出した
彼女がイヴ(エヴァ)である
神は二人に「知識の樹に成っている実は食べてはならない」と言った
だが、二人の元に蛇がやって来て「実を食べても死なないよ」と唆した
イヴはその実を取って食べ、アダムにも食べさせた
途端に二人はそれまで裸で居た事が恥ずかしくなり、その身をイチジクの葉で隠した
身を隠す知恵を付けた二人を見て神は激怒し、二人を楽園から追放した

との事です
イブは「賢くなるには好ましいと思われた」と、つまりは良い事だと思って実を食べました
また、その『良い事』を夫であるアダムにもさせました
が、その結果、人類は原罪を負い、苦しむことになります
この教えは何を意味しているのでしょうか?
そもそも、なぜ神は人類が善悪の知識を得る事を禁止したのでしょうか?
ここで、チャップリンの作品に興味深いシーンがありますのでご紹介します
チャールズ・チャップリンの作品『独裁者』より
「私は皇帝にはなりたくない 支配はしたくない できれば援助したい ユダヤ人も黒人も白人も
人類は互いに助け合うべきである 他人の幸福を念願として
互いに憎しあったりしてはならない
世界には全人類を養う富がある
人生は自由で楽しいはずであるのに 貪欲が人類を毒し 憎悪をもたらし 悲劇と流血を招いた
スピードも意思を通じさせず 機械は貧富の差を作り 知識を得て人類は懐疑的になった
思想だけがあって感情がなく 人間性が失われた
知識より思いやりが必要である
思いやりがないと 暴力だけが残る
航空機とラジオは我々を接近させ 人類の良心に呼びかけて 世界をひとつにする力がある
私の声は全世界に伝わり 失意の人々にも届いている
これらの人々は 罪なくして苦しんでいる
人々よ 失望してはならない
貪欲はやがて姿を消し 恐怖もやがて消え去り 独裁者は死に絶える
大衆は再び権力を取り戻し 自由は決して失われぬ」
知識を得るという事はつまり、正解と不正解を作り出すことに繋がります
正解と不正解を作るという事はつまり、人の個性の否定に繋がります
人の個性の否定という事はつまり、人の分断に繋がります
人の分断とはつまり、紛争に繋がります
『良い事』をしたつもりで実際は戦争を引き起こしていると言えます
聖書の教えが正しいのかどうか
この解釈が正しいのかどうか
答えは分かりませんが、もしそうなのだとしたら、神が『善悪の知識の木の実』を食する事を禁じたのも分からないでもないのかもしれません
というお話でした
追記
私は個人的に、ジャンヌダルクが好きですが、キリスト教を信奉している訳ではありません
聖書や教えなども、良く出来ていて・面白く・興味深い、お話だなぁという印象です