初めまして
melloと申します
今回のテーマは『ドラクエⅤ』です
本記事はTVゲーム『ドラゴンクエストⅤ』のネタバレがあります
未プレイであり、当該ゲームをプレイする気がある方は本記事を読まない事をお勧めします
ネタバレが気にならない・既プレイの方は引き続きご覧ください
結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます
どうしてもそっくりそのままリメイクが出来ない法律やルールが存在するのかと感じる改変(個人的には改悪)だった
内容が気になった方は引き続きご覧ください
さて、今回はドラゴンクエストについてです
以前の記事にも書きましたが、私の家は貧乏で、特に父が「自分の理解出来ない物にはお金を出したくない」というケチな人間だった事もあり、子供時分の私達兄弟は碌に流行りのゲームなどをやらせて貰えない家庭環境でした
ですが、母はRPG系のゲームに関しては理解が有り、自身も好みだった事からRGP系のゲームには私達兄弟も多少触れる事が出来ました
その殆どはFF(ファイナルファンタジー)とDQ(ドラゴンクエスト)でした
子供時代(若い頃)に
FFは4~10までをプレイし
DQは1~8までプレイしました
その中でもFFなら6、DQなら5が特にお気に入りでした
先日、久しぶりにお気に入りのドラクエがやりたくなってリメイクされていたドラゴンクエストⅤのDS版を買ってプレイしてみました
物語の最初期の段階で違和感があり「こんな奴居たっけ?」とパッケージを見直してみると、なんだか見慣れぬキャラクターが写っていました

私が子供時代にプレイしたハードは勿論SFC(スーパーファミコン)だった訳ですが、その後PS2版、DS版が発売され、そのちょうどDS版に初めて登場したのが見慣れぬキャラクター『デボラ』だったという訳です
正直、この時点でかなり興醒めでした
私は、自分自身の子供時代の思い出を振り返る行為として、子供時代に好きだったゲームをプレイしたかったのにも関わらず、手に入れたゲームはそれとは全くの別物だったからです
ドラクエⅤを久しぶりにプレイしようとした当初のワクワク感を10段階で表すと、7か8程度はあったものの、興醒めしてからは2か3程度で惰性でクリアしました
一応、ミルドラースを倒しましたが、その後のエスタークまでやる気が起きず、ラスボスは倒したのだからクリアしたんだと納得させ、放り出しました
本当は、ビアンカを選んだ場合とフローラを選んだ場合とで、2回クリアするつもりでしたが、とてもではありませんがそんな気は起きませんでした(因みに子供時代と同じく、ビアンカを選びました)
私のこの、リメイク作品に付き纏う原作改変アレルギーは私自身の精神衛生上何も良い事はありません
今やエンタメ業界はどこもかしこも『原作不足』です
正確に言うと、(売れる見込みがある)原作不足です
今回の様なゲーム業界も、映画業界も、出資者(株主などのステークホルダー)に対して、反対されない或いは反対されづらい企画しか通せていません
簡単に言うと、出資者は『売れないかもしれない』というリスクを過大に毛嫌いし、製作者は出資者や上司に阿っていて『良い作品を作りたい』という矜持がありません
その度に、私の様な原作改変アレルギーを持つ人は絶望し、嫌悪し、喪失感を抱えます
「この作品はリメイクだから」や「こんな風な改変(解釈)もアリだよね」と軽く考えられるのであれば、これ以上楽な事はありません
ですが、対象作品が好きな作品であればあるほど私の様な人間はこの反応が強くなります
ストーリーに大きな変化を生み出していなくとも、少しのセリフの言い回しなどが変わっていたり、キャラクターの衣装や見た目が多少変わっているのは、社会通念上致し方のない所はあるのかもしれません
(ビアンカとの結婚前のダンカンのセリフが「嫁に貰ってくれんか」から「一緒に生活してくれんか」などに変わっているなど)
ここから先はさらに私の個人的な感想・思いになる訳ですが
そもそも、新花嫁のデボラというキャラクターを生み出した理由が『新要素を追加したいが為』なのだとしたら、まさしく過去の遺産を汚しているだけと思います
DS版(つまりは3っつ目のドラクエⅤ)を市場投入するに当たり、新花嫁のデボラを追加した事で得られる事はなんでしょう?
①未プレイだが、過去にドラクエⅤのストーリーをネタバレされた人が「新要素が有るならプレイするか」とゲームを購入するかもしれない
②既プレイだが、新要素が追加されたのであればもう一度やり直すか、と再度購入してくれるかもしれな
の二つくらいであると考えられます
ですが、同じ『ドラクエⅤ』というナンバリングを使用する以上、ストーリーの大幅改変は許されません
なので、小幅改変で新要素を追加する必要がある訳ですが
ここでそもそも、私は問答無用でビアンカを選ぶ感性だと言うのも有るかも知れませんが、ゲームのストーリー上、結婚相手を選ぶ段階ではフローラの人物像に対する解像度が高くありません
なので、情(幼馴染で小さい頃に一緒に冒険をしたという体験)を取るのか、利(その時最も得する)を取るのかという選択であると思われます
利とは言っても、その目的は『まだ生きているはずの唯一の肉親である母』を助ける為に伝説の勇者の装備である天空の盾を入手するという目的なので、こちらも見方によっては情であるとも言えます
ですが、どっちにしろ、フローラをフローラとして、一人の女性のとして、一生の伴侶として、ではなく、あくまで天空の盾を得る手段…あえて悪く言えば、天空の盾のオマケと考えていると言えます
よって、私の感性的には、製作者も「ゲームのプレイヤーは当然ビアンカを選ぶでしょ」という感覚なのではないかと考えています
初めてサラボナの街に着いた段階で、フローラには幼馴染のアンディという若者が居ます
そのアンディもフローラとの結婚の条件の為に、普段からモンスター達と戦う旅人でも無いのに危険な火山に挑んでいます
その結果大火傷を負い、心配になったフローラはアンディを看病します
明らかにストーリー上、フローラはアンディと居るべきですし、その方が物語は美しいと感じます(私の感性ですが)
まとめると
ゲームのストーリー上、ビアンカを選ぶのが正解であるし、製作者もそのていで作っているから、フローラの人物像が朧げな段階で選択のタイミングを作っている物と思われる
という事です
さて、そこでタイトルと上記の内容に戻る訳ですが
新要素としてのデボラという新花嫁は必要無かったのではないか?
となります
ストーリーも小幅修正しか許されない中、新花嫁候補などと言う重要ポジションに急にデボラなんて新キャラを出てきたのでは、プレイヤーとしてはどうしても『とってつけた感』を感じずには居られません
さらに穿った見方をすれば、昨今は前述した通り、ゲーム業界というフィクションの世界であっても『ポリコレ』などという、くだらない戯言が介入してきます
新しく発売されるドラクエⅢリメイクでも、主人公の性別選択を無くして『ルックスA』と『ルックスB』から選択することになりました
デボラが初登場したのはDS版が発売された時ですから、2008年で今から16年も前ですが、上記の引用記事の様な物なのではないでしょうか?
『家族思い』『家庭的』『お淑やか』そんなステレオタイプを押し付けるな
と言わんばかりのキャラクターです
私にはどうしても、こういったポリコレ思想が頭をよぎります
だから私はプレイ数分で興醒めしたのです
私としては、新要素としての新花嫁としての新キャラクターであるデボラの登場というのは
どうしてもそっくりそのままリメイクが出来ない法律やルールが存在するのかと感じる改変(個人的には改悪)だった
というお話でした