初めまして
melloと申します
迫る07月07日は東京都知事選の投票日です
今回の都知事選は異例中の異例ですが、50名以上の立候補者が居ます
r6tochijisen.metro.tokyo.lg.jp
これほどの立候補者が居ますと、有権者の『投票先を選ぶ権利』が物を言う事になります
逆に言えば、これほど多い選択肢を提示された場合、人間の心理として『選択回避の法則』が発動し、思考停止の元、現職の知事に投票しようとしたり、ただただ知名度が有る『名前を知っている』程度の人物に投票したりする事になります
また、それらが嫌で投票権すら放棄する人も多く居ます
そこで今回は、迫る07月07日に向けて(既に期日前投票してしまった人は手遅れですが)立候補者の選び方を書いていきたいと思います
と言っても特定の人物への投票を促す内容ではありませんのでご安心ください
私は数年前まで東京に住んでいて、現在は他府県に住んでいますので今回の都知事選への投票権はありませんから、有権者ですらありません
なので有権者の皆さんへ注意喚起する意味合いで書かせて頂きます
立候補者選びのポイントを箇条書きにさせて頂きます
①公約の方向性
②公約の実現可能性
③人物能力
④人物誠実度
の4つのポイントに絞られます
まず①から
①は立候補者が掲げる公約の方向性を確かめる事です
公約というのは読んで字の如く、立候補者が「自分が都知事に選ばれた場合取り組む事」です
公(おおやけ)約(やくそく)ですから、市民への約束です
この国を良くしたい、東京を良くしたい、その思いは一つの道ではありません
それぞれの候補者が示す、より良くなる方向性に共感できるか否かというお話です
次に②です
②は公約に掲げる内容の実現可能性を吟味する事です
例えば『日本を米国を超える経済大国にします』だとか『ロシア・ウクライナ戦争に終止符を打ちます』だとか『中国の領海侵犯を阻止します』などと言った、東京単体でどうにかなる様な問題で無い話をされても、高が都知事にそんな力はありませんし、明らかに実現は不可能であると言えます(そういった方向性への一助となる事は出来るかもしれませんが、やりきると明言するのは不誠実であると言えます)
立候補者の公約は色々ありますが、有権者の皆さんが個人個人で思う「この公約なら実現出来そうだな」と思う公約を選ぶ必要があります
次に③です
こちらは立候補者の政治能力の有無です
新規立候補者や、政治経験の無い人物の場合、こちらは未知数という事になりますが、政治経験のある人物の場合、その人物がこれまで行ってきた政治活動が選定の情報となります
長年政治に関わってきた人物なのに大した政治をしてきた人物であれば、今回都知事に選ばれても何も変わらないでしょうし、目覚ましい政治を行ってきた人物であれば都知事に選ばれたのであれば大きな変革が予想されます(良い方向か悪い方向かは別として)
次に④です
最後は立候補者の誠実度の評価です
政治というのは大変にお金がかかる物であり、また、利権が渦巻く世界です
自身の金欲に塗れた人物であれば多大な金を正規・不正を問わず自らの懐へ入れる事になるでしょう
また、残念な事に日本という国は『売国奴』に対する警戒心もなく、国家転覆罪などの法律もありません(内乱罪、外患誘致罪、外患援助罪はありますが、殆ど適用されません)
さらには、政治家というのは基本的に責任を取りません
日本はバブル崩壊後、約30年以上政策を間違い続けてきた訳ですが、誰一人としてその責任は取らずに、シワ寄せは全て国民が引き受けている訳です
これは偏に、時の有権者が投票先を間違い続けてきた証左でもあります
最も不正解の選択肢を選び続けてきた訳ではありませんが、最も正解の選択肢を選べていないのです
それは人間として、政治家として不誠実である人物を選び続けてきたとも言い換える事が出来ます
私は以前から、人は人を完全に理解する事は不可能であるという主張をしております
なので、人物の誠実性というのは減点方式で良いと考えます
Aさんは嘘を付いたから減点
Bさんは目下の人間への態度が悪いから減点
Cさんは犯罪歴があるから減点
Dさんは時間を守らないから減点
Eさんは約束を守らないから減点
といった風に自分自身にとって「これは人としてどうなの?」と思う基準をもとに人物評価をしましょう
上記で引用した、立候補者一覧をもとに、自分自身が「この人になら知事を預けても良い」と思える人物を選び出し、投票をしましょう
日本に於ける政治家は、所謂「お上」と呼ばれる様に国民・市民が従うべき存在として認知されていますが、英語圏に於ける『政治家(政治家も公務員です)』は『civil servant』に属します
civilとは、『公の』とか『民事に於ける』といった意味になります
servantとは、『使用人』とか『召使い』といった意味になります
つまり、直訳するとcivil servantとは、『公の召使い』となります
ちょうど日本語に於ける『公僕』の様な意味合いです
召使いも主人の監視の目が無いと仕事をサボります
しっかりと召使いの仕事ぶりを監視する事が我々市民・国民の仕事と言えます
なので来る07月07日には、自分に与えられた仕事をこなしましょう